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通信制高校のデメリットを徹底解説|進学・勉強不安・人間関係への対処法

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通信制高校のデメリットが気になって、「本当に卒業できるのかな」「勉強についていけるのかな」と不安になっていませんか

通信制高校は、自分のペースで学びやすい反面、通信制高校のメリットだけでは見えにくい注意点もあります。

たとえば、単位認定の仕組み、スクーリングの負担、転校や編入の進め方、大学進学率や就職の現実、学費の考え方、人間関係の孤独などは、入学前に知っておきたいポイントです。

この記事では、通信制高校のデメリットをわかりやすく整理しつつ、不登校や勉強不安がある場合にどう備えればいいかまで、私の視点でやさしく解説していきます。

  • 通信制高校でよくあるデメリットの中身
  • 卒業や進学、就職でつまずきやすいポイント
  • 学費や人間関係の不安を減らす考え方
  • 勉強が不安なときに個別指導塾を併用する理由
目次

通信制高校のデメリットとは

通信制高校 デメリット

まずは、通信制高校のデメリットを全体像から見ていきます。通信制高校は「自由で通いやすい学校」と思われやすいですが、実際にはその自由さが難しさにもつながります

ここでは、学習面、制度面、進路面を中心に、入学前に知っておきたい注意点を順番に整理します。

通信制高校のメリット比較

通信制高校を考えるときは、デメリットだけでなく、メリットとの比較で見ることがとても大事です。通信制高校の大きな魅力は、やはり通学負担を調整しやすいことです。

毎日朝から夕方まで教室にいなくても学びを進められるため、以下のような人とも相性が良いです。

相性の良い人
  • 体調やメンタルの波がある子
  • 学校という空間に強い緊張を感じる子
  • 不登校経験があって段階的に学び直したい子

さらに、学び方の自由度が高いことで、アルバイトや芸能活動、スポーツ、資格勉強、家庭の事情との両立をしやすい点も見逃せません。

全日制では「毎日決まった時間に学校へ行く」ことが前提になりますが、通信制高校はその前提がゆるやかです。そのため、今の自分の状態に合わせて学びを組み立てられるのは、かなり心強いポイントかなと思います。

ただし、ここで必ず見ておきたいのが、自由がそのまま楽という意味ではないことです。全日制では、授業、宿題、テスト、先生の声かけ、クラスの雰囲気が、半ば自動的に学習ペースを作ってくれます。

通信制高校では、その役割のかなりの部分を自分で引き受けることになります。今日は何をやるか、レポートはいつ出すか、次のスクーリングまでにどこまで進めるかを、自分で把握して動かないといけません。

だからこそ、通信制高校のメリットを見るときは、「通いやすそう」「自由で気が楽そう」という印象だけで判断しないことが大切です。

たとえば・・・

学習アプリがあるか、先生に質問しやすいか、担任との面談頻度はどうか、進路相談にどれくらい乗ってもらえるか、困ったときに連絡できる窓口があるか、といったサポート面までセットで確認したいところ

ここを見ないで入ると、入学直後は楽に感じても、数か月後にしんどさが出やすいです。

不登校経験がある場合は特に、「学校に行けるかどうか」だけでなく、「続けられる仕組みがあるか」を重視したほうがいいです。

最初は通える日が少なくても、提出管理や相談相手がしっかりしていれば、徐々に安定していくことがあります。逆に、自由度だけ高くて伴走が弱いと、気持ちが落ちたタイミングで一気に止まりやすくなります

つまり、通信制高校のメリットとデメリットは表裏一体なんです。通いやすさは魅力ですが、その通いやすさを活かすには、自分に合う支援が必要です。ここを理解して学校選びをすると、後悔しにくくなりますよ。

通信制高校は、通いやすさと引き換えに自己管理が必要です。メリットだけで判断せず、学習管理、質問対応、担任面談、進路相談まで含めて比較するのが失敗しにくい見方です。

単位認定で見る注意点

通信制高校 デメリット2

通信制高校で見落とされやすいのが、単位認定の仕組みです。ここ、かなり大事です。多くの学校では、単位を取るためにレポート提出、スクーリング出席、単位認定試験の3つが必要になります。

どれか一つでも不足すると、その科目の単位が認定されにくくなります。つまり、授業動画を見ただけ、レポートだけ出した、スクーリングだけ出席した、という状態では足りないことが多いんです。

ここでよくある誤解が、「在籍していればそのうち卒業できる」というイメージです。でも実際にはそうではありません。通信制高校は単位制なので、必要な要件を積み上げていかないと卒業に届きません。

原則として3年以上の在籍、74単位以上の修得、特別活動30時間以上などが目安になりますが、これはあくまで一般的な基準です。学校ごとに履修の組み方やサポートの方法が違うこともあるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。

単位認定で怖いのは、失敗がすぐには表面化しにくいことです。

たとえば・・・

最初の数回のレポート提出が遅れても、その場では大きな危機感を持ちにくいけど、その遅れが積み重なるとあとで試験準備やスクーリング予定と重なって一気に苦しくなるリスクがある

通信制高校では、日々の小さな遅れが、数か月後の大きな不安につながりやすいんです。

特に、不登校経験が長い場合や、勉強に苦手意識が強い場合は、内容理解より先に「提出の習慣を作る」ことが課題になりやすいです。机に向かうこと、課題を開くこと、分からない箇所をそのままにしないこと。

この基本が整っていないと、単位認定の仕組みそのものが重く感じられてしまいます。私は、通信制高校の勉強不安の多くは、能力不足というより、仕組みづくり不足から来ることが多いと思っています。

対策としては、まず年間の履修計画を把握し、月単位、週単位で課題管理をすることです。提出日をカレンダーに入れる、終わった科目を見える化する、担任や保護者と進捗確認のタイミングを決めるだけでも、かなり違います。

もし自分だけで管理が難しいなら、早めに学校へ相談したり、外部の学習支援を使ったりするほうが安全です。

【単位認定でつまずきやすい例】

つまずきやすい点起こりやすい影響早めの対策
レポート提出の遅れ試験受験や単位認定に影響しやすい提出日を週単位で管理する
スクーリング欠席必要出席数を満たせず再履修になることがある代替日程や補講の有無を先に確認する
試験対策不足単位が取れず卒業計画が後ろ倒しになりやすいレポートと並行して基礎復習を進める

単位が不足すると、卒業時期が延びるだけでなく、学費や気持ちの負担にもつながります。あと少しだから大丈夫、と先延ばしにしやすいのですが、通信制高校では「あとでまとめて挽回」が難しい場面もあります。

だからこそ、単位認定は制度として知るだけでなく、日常生活に落とし込んで管理することが大切です。

スクーリングの負担と対策

通信制高校は毎日通わなくていいイメージが強いですが、スクーリングは意外と負担になりやすいです。学校によって登校日数や実施方法はかなり違い、年間の登校回数が少ないところもあれば、週に複数回通うコースもあります。

ここを確認せずに入ると、「思ったより通学がきつい」「家から会場が遠すぎた」「イベント形式の登校日に緊張してしまった」と感じやすいでしょう。

特に、朝起きることがつらい子、人混みや教室空間が苦手な子、遠距離通学になる子は、スクーリングの負荷を甘く見ないほうがいいかなと思います。学習内容以上に、移動や出席そのものが大きなハードルになることがあるからです。

たとえば・・・

朝の満員電車、知らない教室、初対面の先生や生徒、決められた時間に遅れず着くプレッシャー、など

こういう要素が重なると、通うこと自体でかなり疲れてしまうことがあります。

また、通信制高校のスクーリングは「毎週同じ曜日」ではない場合もあります。月ごとに日程が変わったり、集中スクーリングとしてまとまった日数の登校が必要になったりするケースもあります。

つまり、毎日の通学がない代わりに、予定管理の難しさが出ることもあるんです。学校案内では登校日数だけが強調されがちですが、実際には曜日、時間帯、場所、連続日数、欠席時の扱いまで確認したほうが安心です。

対策としては、説明会や個別相談で、年間の登校回数、欠席時のフォロー、集中スクーリングの有無を具体的に確認することです。

さらに、実際の会場まで一度行ってみると、通えるイメージがかなり現実的になります。距離は問題なくても、乗り換えが多くて疲れるとか、駅から遠くて不安とか、紙の資料では分からないことが多いです。

不登校経験がある場合は、「通えるか」だけでなく、「調子が悪い日にどうするか」まで想定しておくことが大事です。

たとえば・・・

遅刻時の対応、別日参加の可否、オンライン補完の有無、担任に相談できるか、など

私は、スクーリングの条件は、学校の良し悪しというより、あなたとの相性で見たほうがいいと思っています。通える子には問題ない条件でも、別の子にはかなり高いハードルになることがあるからです。

スクーリングは「日数が少ないか」だけでなく、「通いやすい曜日か」「会場は遠すぎないか」「集中日程がきつすぎないか」「しんどい時の代替手段があるか」まで確認すると安心です。

転校時に知るべき落とし穴

通信制高校 デメリット3

今の高校から通信制高校へ移る場合、転校のタイミングや単位の引き継ぎはかなり大事です。ここが曖昧なまま動くと、想定より卒業が遅れることがあります。

落とし穴になりやすいのは、今の在籍状況によって転入なのか編入なのかが変わること、そして学校ごとに受け入れ時期や条件が違うことです。

同じ通信制高校でも、単位の扱い、必要書類、面談の有無、出願時期、入学月の区切りなどは差があります。

手続きだけ見て進めると、入学後に「思ったより学習サポートが薄かった」「スクーリングがきつかった」「転校したのに気持ちが追いつかなかった」といった別の問題が出てくることもあるでしょう。

また、保護者が焦っているケースでも注意が必要です。今の学校に行けていない状態が続くと、「早く別の学校へ移したほうがいい」と考えやすいですが、転校先が合っていなければ、結局また続かなくなることもあります。

学校を変えること自体が解決策というより、続けられる環境に組み替えることが本当の目的なんですよね。

そのため、転校を考えるときは、まず今の学校で取得済みの単位、在籍期間、今後の進路希望を整理してから動くのが大切です。

さらに、転校先では「卒業見込みがどうなるか」「何年生相当で受け入れられるのか」「不足単位はどのくらいか」を具体的に確認したいです。ここを曖昧なままにすると、あとから予定がずれやすいからです。

学校選びの段階では、制度面だけでなく、学習支援、面談体制、メンタル面の配慮も見てください。私は、転校は制度の問題であると同時に、回復の途中にある心をどう守るかの問題でもあると思っています。

無理にスピード重視で動くより、続けられる条件を整理してから選んだほうが、結果的に安定しやすいです。

転校を考えているなら、「不登校でも高校を転校する方法」のような、転入や編入の違いを整理した情報も合わせて見ておくと動きやすいです。最終的な判断は専門家や学校担当者にご相談ください。

転校は「今つらいから早く動く」だけで決めると、単位や卒業時期で後悔しやすいです。今の在籍状況、引き継げる単位、転校先の支援内容を必ずセットで確認してください。

編入で起こりやすい悩み

編入は、すでに高校を中退したあとに再び高校卒業を目指す流れで使われることが多いです。転入との違いが分かりにくくて混乱しやすいのですが、ここを誤解すると予定が狂いやすいです。

特に、「前の学校の単位が全部そのまま使える」と思い込むのは危険です。実際には、学校側の判断や履修状況によって認定される単位数に差が出ることがあります。

編入で起こりやすい悩みの一つは、気持ちとしては「もう一度ちゃんとやり直したい」と思っているのに、制度の部分が予想以上に細かいことです。

何月入学になるのか、何単位が認定されるのか、卒業まで最短で何年かかるのか。このあたりがはっきりしないと、再スタートのイメージが持ちにくいですよね。

しかも、中退の経験があると、「また続かなかったらどうしよう」という不安も重なりやすいです。

もう一つ大きいのが、生活リズムの立て直しです。編入を考える時点で、勉強そのものよりも、昼夜逆転、外出の少なさ、人との接点の減少など、生活面の不安を抱えていることも珍しくありません。

制度としては編入できても、生活リズムが整わないままだと、結局レポートやスクーリングで止まりやすくなります。ここ、見落とされやすいです。

だからこそ、編入を考えるときは、今までの在籍期間、取得済み単位、卒業までに必要な残り単位を具体的に確認することが欠かせません。

あわせて、学習習慣をどう立て直すか、相談相手をどこに置くかも一緒に考える必要があります。

学校だけで管理できるのか、サポート校や塾が必要なのか、保護者がどこまで伴走できるのか。この整理ができると、編入後のつまずきをかなり減らせます。

また、編入後は「これでやっと落ち着けるはず」と期待しやすいですが、実際には新しい環境に慣れる時間も必要です。担任、学習システム、提出方法、連絡の取り方、スクーリングの空気感など、ひとつずつ覚えていく必要があります。

焦って完璧を目指すより、最初の数か月は生活と提出の安定を優先するほうが、長く見ればうまくいきやすいでしょう

制度だけでなく、続けるための支えがあるかまで見て選びたいところです。編入はやり直しではありますが、同時に「今の自分に合う学び方へ組み替えるチャンス」でもあります。そこを前向きに使えると、かなり変わってきますよ。

編入は、単位認定と卒業見込みの確認だけでなく、生活リズムと学習習慣をどう立て直すかまで考えるのが大切です。制度だけ整っても、続ける仕組みがないと苦しくなりやすいです。

大学進学率から見る課題

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通信制高校の大学進学率は、全日制と比べると低い傾向が見られます。ここだけ聞くと不安になりますよね。ただ、この数字は「通信制高校に行くと大学進学できない」という意味ではありません。

背景には、もともと就職や専門学校を考えている生徒が多いこと、自学自習中心で受験対策を自分から組み立てる必要があること、学習の土台に不安を抱えたまま入学する子が少なくないことなど、いくつかの事情があります。

実際、通信制高校の中には進学コースや受験サポートを整えている学校もありますし、塾や予備校と併用しながら大学合格を目指す子もいます。だから、通信制高校という形そのものが進学を閉ざすわけではありません。

ただし、全日制のように日々の授業がそのまま受験対策になるとは限らないため、進学を考えるなら「学校に通っていれば何とかなる」という感覚は持たないほうが安全です。

私は、大学進学を目指すなら「学校の進学実績」だけでなく、「普段の学習管理をどう支えてくれるか」を見たほうがいいと思っています。

模試、志望校相談、英数の基礎固め、提出物管理、推薦や総合型選抜への対応、受験情報の共有など、どこまで伴走してくれるかで結果はかなり変わります。ここは本当に差が出やすいです。

また、不登校経験がある子は、中学内容や高校基礎に空白があることも珍しくありません。その場合、いきなり受験対策に入るのではなく、まずは基礎の抜けを埋めるところから始める必要があります。

ここを飛ばしてしまうと、模試で思うように点が取れず、自信を失いやすいです。進学したい気持ちがあるなら、早めの段階で「今どこから学び直すべきか」を見極めたほうがいいです。

文部科学省の学校基本調査でも、高校卒業後の進路状況は課程ごとに違いが見られます。進学率だけで判断しすぎる必要はありませんが、通信制高校では進路支援の質や学習サポートの差が結果に影響しやすいことは意識しておきたいです。

進学希望なら、通信制高校の名前だけで選ばず、進学コースの中身、受験指導の頻度、外部サポートの併用しやすさまで確認しましょう

学校説明会では、「何人合格したか」だけでなく、「どんなサポートで合格につながったのか」まで聞けると理想的です。

進学希望なら、通信制高校の名前だけで選ばず、進学コースの中身、受験指導の頻度、外部サポートの併用しやすさまで確認しましょう。

通信制高校のデメリット対策

通信制高校 デメリット5

ここからは、通信制高校のデメリットをどうカバーするかを具体的に見ていきます。通信制高校は、デメリットを知ったうえで対策を組めば十分に前向きな選択肢になります。

就職や学費、人間関係、勉強面の不安に対して、現実的に取りやすい方法をまとめます。

就職で不安になりやすい点

通信制高校は就職で不利なのでは、と心配する方は多いです。ここも不安になりやすいところですよね。ただ、卒業資格そのものは高校卒業として扱われるため、制度上の大きな不利が自動的にあるわけではありません。

問題になりやすいのは、学歴よりも「何をしてきたか」が伝わりにくいことです。通信制高校は自由時間があるぶん、そこをどう使ったかで印象がかなり変わります。

何もしないままだと、履歴書や面接で話せることが少なくなりやすいです。逆にいえば、アルバイト経験、ボランティア、資格学習、パソコンスキル、興味分野の自主活動などを積めると、面接での見え方は大きく変わります。

私は、通信制高校だからこそ、自分で積み上げたものがそのまま強みになりやすい面もあると思っています。毎日同じ時間割で動く全日制とは違って、「自分で動いた経験」が評価されやすいんです。

実際の面接では、出身課程そのものより、出席の安定、基本的な受け答え、働く意欲、継続力、報連相の姿勢などを見られることが多いです。だからこそ、早い段階から小さな実績を作っておくと安心です。

たとえば・・・

レポート提出を継続する、短時間でもアルバイトを経験する、WordやExcelの基本を学ぶ、接客や事務補助など人と関わる経験を積む、興味ある分野の資格を一つ取る、など

こうした積み重ねは、就職活動でかなり効きます。いきなり大きな実績を作る必要はありません。通信制高校の自由時間を「空白」にしないことが大事です。

また、学校によってはキャリア相談や履歴書添削、面接練習、企業見学の案内など、就職支援があるところもあります。就職を少しでも考えているなら、入学前にそのあたりを確認しておくと安心です。

不安が強い場合は、履歴書に書ける実績を少しずつ作るのがおすすめです。出席や提出を安定させるだけでも十分価値がありますし、そこに資格や経験が一つ加わると、自信にもつながりますよ。

就職では「通信制高校だったこと」よりも、「その期間に何を続け、何を学び、どんな姿勢で取り組んだか」が伝わるほうが大切です。

学費負担を抑える考え方

通信制高校 デメリット6

学費は、通信制高校選びでかなり大事です。公立は比較的抑えやすい一方、私立はサポートが手厚い分、年間の負担が大きくなりやすいです。

しかも、授業料だけ見ていると、あとから教材費、施設費、システム利用料、スクーリング時の交通費、制服代、行事費などが加わって、「思っていたより高かった」と感じることがあります。ここ、かなり見落とされやすいです。

ただし、金額だけで決めるのも危ないです。安くても続かなければ結果的に遠回りになりますし、反対に高くてもサポートが自分に合っていて3年で卒業しやすいなら、総負担としては納得しやすい場合もあります。

数値はあくまで一般的な目安として受け止めてください。大切なのは、「今の年間費用」ではなく、「卒業までに総額いくらかかるか」で見ることです。

ここで見ておきたいのが、支援制度の存在です。就学支援金や自治体独自の補助、学校独自の奨学金、分割納付などが使える場合があります

ただし、制度には申請時期や所得条件、対象コースの違いなどがあるため、使えると思っていたのに使えなかった、ということもあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

また、学費は家計だけでなく、本人の気持ちにも影響します。「お金をかけてもらっているから絶対に失敗できない」と感じると、それがプレッシャーになることもあります。

特に不登校経験がある子は、申し訳なさを抱えやすいですよね。だから私は、学費の話は家族でオープンにしておいたほうがいいと思っています。

どのくらいまでなら無理がないか、もし追加費用が出たらどうするかを事前に話しておくと、必要以上に背負い込みにくくなります。

学費を抑えるコツとしては、コースの違いを比べる、通学頻度を現実的に考える、スクーリング会場の交通費まで入れて総額で見る、サポート校や塾を併用する場合はその費用も含めて考えることです。

表面的な授業料だけでなく、関連費用を全部並べて見ると、判断しやすくなります。

【学費を見るときのチェックポイント】

確認項目見落としやすい点確認のコツ
授業料コースで大きく差が出ることがある最安プランではなく希望コースで確認する
教材費・施設費毎年発生する場合がある初年度のみか毎年かを聞く
交通費スクーリング会場が遠いと負担増になりやすい実際の通学ルートで試算する
支援制度申請時期や条件を逃すと使えないことがある締切と必要書類を先に確認する

学費は「安い学校を探す」より、「続けやすくて総額が読みやすい学校を選ぶ」ほうが失敗しにくいです。卒業までの見通しが立つかどうかも、学費判断の大事な要素ですよ。

人間関係で感じる孤独への対処法

通信制高校では、毎日同じクラスで過ごすわけではないので、人間関係の負担が軽くなる一方で、孤独を感じやすいことがあります。

特に、不登校の経験があって人との距離感に慎重になっている場合、最初は「誰とも話さずに終わる」ことも珍しくありません。これは珍しいことではなくて、むしろ自然なスタートです。ここで焦らなくて大丈夫です。

でも、孤独感が続くと、学習意欲や通学意欲にも影響しやすいです。通信制高校は自宅で過ごす時間が長くなりやすいため、「誰にも自分の状況を知られていない感じ」が強まることがあります

提出が遅れたり、調子が落ちたりしても、そのまま誰にも相談せずに抱え込んでしまうこともあるでしょう。だからこそ、友達をたくさん作ること以上に、孤立しない仕組みを作ることが大切なんです。

私は、通信制高校では「安心して話せる人が一人でもいる」ことのほうが大事だと思っています。担任、カウンセラー、同じ趣味の子、サポート校の先生、オンラインで話せる学習仲間など、つながる相手は友達だけとは限りません。

最初から深い関係を作ろうとしなくても、「困った時に一言相談できる」「登校日に挨拶できる」くらいの関係があるだけでも、かなり違います。

対処法としては、スクーリングやイベントに一度だけでも参加してみる、オンラインの学習コミュニティを使う、相談できる大人を先に確保する、といった方法があります。

特に、不登校経験がある場合は、対人関係のハードルが高いこともあるので、無理に集団に入ろうとしなくて大丈夫です。小さな接点を少しずつ増やしていくイメージで十分です。

また、SNSやオンライン通話を通じて交流しやすい学校もあります。対面では話しにくくても、画面越しなら気楽に話せる子もいますよね。そういう自分に合う形を使えばいいんです。

人間関係が不安なら、最初の目標は「仲良しを作ること」ではなく「安心して通える場所を一つ作ること」で十分です。これはすごく大事な考え方です。学校生活を支えるのは、派手な友人関係ではなく、安心感の積み重ねだったりします。

孤独をゼロにしようとするより、孤立しない仕組みを作るほうが現実的です。担任、カウンセラー、学習仲間など、安心してつながれる相手を一人見つけるだけでも変わりますよ。

勉強不安は個別指導塾を併用

通信制高校 デメリット7

通信制高校で勉強が不安な場合、私がいちばん現実的だと思うのは、個別指導塾との併用です。理由はシンプルで、通信制高校の弱点になりやすい「日々の学習管理」と「わからないところの放置」を補いやすいからです。

通信制高校は自由度が高い分、自分で勉強を進められる子には合いますが、逆に言えば、学習習慣がまだ安定していない子には、自由すぎることが負担になることがあります。

特に、不登校が長くて中学内容から不安がある子、大学進学を考えている子、レポート提出が止まりやすい子には相性がいいです。

集団塾だとペースが速くて苦しくなりやすいですが、個別指導なら今の理解度から始めやすいですし、課題の締切や学習計画まで一緒に見てもらいやすいです。

「今日はここまでやれば大丈夫」「この科目は先に提出しよう」といった具体的な伴走があるだけで、かなり安心感が違いますよ。

通信制高校でつまずく子の多くは、勉強ができないというより、何から手をつければいいか分からない、分からない所を質問できない、ペースを崩すと戻せない、といった形で止まりやすいです。

個別指導塾は、まさにこの部分を埋めやすいです。学校のレポート管理、定期的な学習時間の確保、苦手単元の戻り学習、受験対策の順序づけまで、ひとりでは難しい部分を分担できます。

すでにサイト内でも、「通信制高校はやめとけと言われる理由と後悔しない選び方」の中で、通信制高校と不登校専門の個別指導塾をセットで考える視点が紹介されています。

私はこの考え方、かなり大事だと思っています。学校だけ、塾だけ、のどちらか一方ではなく、役割を分けるイメージです。学校は卒業資格と制度面、塾は日々の学習伴走と理解定着、という形ですね。

もちろん、塾にも費用負担はあります。ただ、学習の遅れが広がって在籍年数が延びるリスクや、勉強に対する自己否定感が強まることを考えると、早い段階で伴走をつけるメリットはかなり大きいです。

塾選びでは、学力だけでなく、不登校や通信制高校の事情に理解があるか、オンライン対応があるか、ペース調整ができるか、宿題量を柔軟に変えられるかを見てください

また、塾を併用する場合でも、最初から週に何回も入れる必要はありません。週1回からでも十分意味があります。大事なのは、学習の基準点を作ることです。

「この曜日は勉強する」「ここで進捗を確認する」という固定点があるだけで、生活全体が安定しやすくなります。最終的な判断は専門家にご相談ください。

通信制高校で勉強不安があるなら、学校だけで抱え込まないことが大切です。個別指導塾を併用すると、学習習慣、提出管理、基礎の学び直し、受験準備を分けて整えやすくなりますよ。

不登校経験がある人でも安心して利用できる個別指導塾を、以下に紹介します。

名称概要
キズキ教育塾不登校・高校中退などに対応する完全1対1の担任制。110分授業で、通塾・オンラインを自由に選択可能。学び直しと進路支援を一体化し、大学受験・定時制・通信制進学まで幅広く対応。
ティントル不登校専門のオンライン個別指導。30分単位で授業を設計でき、録画による復習機能も備える。講師と専任サポートチームが連携し、学習支援とメンタルケアを両立する仕組み。

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通信制高校のデメリットを総括

通信制高校のデメリットは、自己管理の難しさ、単位認定の複雑さ、スクーリングの負担、進学や就職への不安、学費、人間関係の孤独など、いくつかの形で出てきます。

ただ、これらは「通信制高校だから必ず失敗する」という話ではありません。

私は、通信制高校を考えるときに一番大切なのは、世間のイメージではなく、あなたが続けられる学び方かどうかだと思っています。

通信制高校をうまく使うコツ
  • 単位管理が苦手なら進捗確認の仕組みを入れる
  • スクーリングが不安なら通学条件を細かく確認する
  • 孤独が心配なら相談できる人を先に確保する
  • 勉強が不安なら個別指導塾を併用する

こうした対策を先に置いておくと、デメリットはかなり小さくできます。

特に勉強面が不安なら、個別指導塾の併用はかなり有力な選択肢です。学校の自由さを活かしつつ、外部の伴走で弱点を補う形ですね。学校だけで全部解決しようとしなくていい、という視点を持てると、気持ちもずいぶん軽くなります

通信制高校に行くこと自体がゴールではなく、その先で卒業し、次の進路へつなげることが大事です。

無理にひとりで決めなくて大丈夫ですよ。通信制高校のデメリットを知ることは、怖がるためではなく、あなたに合う進路を選ぶための準備です。焦らず、一つずつ整理していけば大丈夫です。

通信制高校のデメリットを知ることは、進路をあきらめるためではなく、失敗しにくい選び方をするためです。自分に合う学校と支え方を見つけられれば、十分に前向きな進路になりますよ。

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この記事を書いた人

私は作業療法士の資格を有して、10年以上が経過しています。作業療法士として、心理学を学んでおり、人の気持ちに寄り添いながら仕事をしています。その知識と経験から、不登校でお悩みの方に向けて少しでもお手伝いができればと思い、当サイトを立ち上げました。少しでも、不登校の子どもを持つ親御さんの不安が解消できれば幸いです。

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