子どもが不登校になったうえに、塾まで「もう行きたくない」と言い出すと、不登校で塾をやめる決断をしていいのかどうか、ものすごく迷いますよね。
そこで検索してみると、不登校で塾をやめたい、塾に行きたくないといった悩みや、不登校の子どもに合う家庭教師や個別指導、オンライン塾、さらにフリースクールや通信制高校まで、本当にたくさんの情報が出てきます。
「選択肢が多すぎて、結局どうしたらいいのかわからない…」と感じているかもしれません。
この記事では、不登校で塾をやめるかどうか迷っている親の立場から、子どもが出しているサインの見極め方、塾を続ける・やめる判断のポイント、その後の学び方(家庭教師や不登校向け個別指導、オンライン塾、フリースクール、通信制高校など)を、できるだけわかりやすく整理していきます。
読み終わるころには、「今のうちの子は、塾をやめるほうが楽になるのか」「別の形で学び直すほうが合っていそうか」といったイメージがかなりはっきりしてくるはずです。ここから、一緒に整理していきましょう。
- 不登校の子どもが塾をやめたくなるサインと本音の理解
- 塾をやめるメリット・デメリットと親が確認したい判断基準
- 通信制高校やオンライン塾・個別指導など具体的な学び直しの選択肢
- 塾をやめたあとも自宅学習や進路準備を続けるための工夫
不登校で塾をやめる判断基準

まずは、「塾をやめる決断をしてもいいのか」「まだ様子を見るべきなのか」という判断基準を整理していきます。ここがぼんやりしたままだと、親も子もずっと不安なままになってしまうんですよね。
子どものサインをていねいに拾いながら、学びと心の両方を守れるラインを一緒に考えてみましょう。
塾をやめたい時のサイン理解
不登校の子どもが「塾をやめたい」と口にするとき、多くの場合はただの気分や甘えではありません。むしろ、心と体のエネルギーが限界に近づいているサインであることの方が多いです。
ここを見落としてしまうと、「せっかく通い出した塾も行けなくなった…」と親も子もダメージを受けてしまいます。
たとえば、次のような変化が続いていないか、一度振り返ってみてください。1個1個は小さく見えても、積み重なるとかなりしんどい状態になっていることが多いです。
- 塾の時間が近づくと、頭痛や腹痛を訴えることが増えた
- 「行きたくない」「だるい」という言葉が口ぐせになってきた
- 塾の話題になると極端に不機嫌になる、無言になる、逃げるように自室にこもる
- 宿題や塾のプリントを見るだけで涙目になったり、イライラしやすくなった
- 通塾の日の前後だけ、睡眠リズムが大きく乱れる・寝つきが悪くなる
- 塾のある日は朝から元気がなく、表情が固くなっている
こうしたサインが「ときどき」ではなく、数週間〜数か月ぐらい続いている場合、子どもは「もうこれ以上頑張れない」と身体で訴えていることが多いです。
特に、不登校で学校に行けていない子にとって、塾は「別のクラスメイト」「別の先生」「別の宿題」が一気に押し寄せてくる場所です。通えているだけで本当にすごいことなんですよね。
そんななかで、塾のペースや雰囲気が合わなくなってきたときに、「もっと頑張れ」「ここでやめたら将来困るよ」と追い込みすぎると、学校どころか塾も勉強も全部イヤになる…という最悪のパターンに近づいてしまいます。
もちろん、「今日はなんとなく行きたくないな」という単発のときもあります。この場合は、次のような視点で様子を見ていくと、ただの気分なのか、SOSなのかを見分けやすくなります。
- 「やめたい」が1〜2日だけなのか、数週間〜数か月続いているか
- 塾の日だけでなく、普段の生活(食欲・睡眠・好きなことへの意欲)にも影響が出ているか
- 塾の具体的な何がつらいのか(人間関係・勉強・雰囲気・時間帯など)を少しでも言葉にできているか
- 塾を休んだときに、表情や体調が明らかに楽そうかどうか
- 家でのリラックス時間でも「塾」の話題になると顔が曇るかどうか
ここで親が意識しておきたいのは、「行けるうちは行かせる」ではなく、「安心して続けられるラインを一緒に探す」という視点です。
子どものサインを「さぼり」と決めつけてしまうと、親子の信頼関係が崩れてしまい、結果として勉強どころではなくなってしまいます。
また、不登校の背景には、学校でのストレスだけでなく、発達特性や過去のいじめ経験、家庭内での変化など、いろいろな要素が混ざっていることもあります。
親だけで抱え込まず、学校の先生やスクールカウンセラー、自治体の相談窓口に早めに相談するのも大事な一歩です。文部科学省も、不登校の子どもへの支援や相談窓口の整備を進めています(出典:文部科学省「不登校対策(COCOLOプラン等)について」)。
塾をやめる理由の整理

「塾、やめたい」と言われた瞬間、親としては「せっかく高いお金も払ってるし…」「ここでやめたら受験が危ないのでは?」と、頭の中が一気にざわざわしてしまいますよね。
でも、ここでまずやることは、親の不安をぶつけることではなく、子どもが感じている「つらさの正体」を一緒に整理することです。
理由をあいまいなままにしておくと、「ただサボりたいだけ」「甘えているだけなのかな」と疑う気持ちがどうしても出てきます。それが子どもにも伝わって、お互いギスギスしてしまう…という流れになりがちです。
逆に、理由がはっきりしてくると、「ここは調整すれば続けられそう」「これはどうしても無理そうだから環境を変えた方がいい」といった具体的な判断がしやすくなります。
よくある「塾をやめたい理由」とその裏側
- 勉強の進度についていけない不安
授業のペースが速くて、どんどん置いていかれる感覚がつらいパターンです。テストや小テストの結果が下がり続けていると、「どうせ自分はできない」と自己否定につながりやすくなります。 - 課題・宿題の多さによる追い詰められ感
プリントやテキストが積み上がっていくと、「これを全部やらないと怒られる」「終わる気がしない」というプレッシャーになり、鉛筆を持つ前に心が折れてしまうことも多いです。 - 講師やクラスメイトとの相性
厳しい言い方をする先生が怖い、クラスの雰囲気がガヤガヤしていて落ち着かない、友だち同士の会話に入れない…など、人間関係のストレスで通えなくなるケースもかなりあります。 - 外出そのものの負担
不登校が続いていると、「家から一歩出る」「人のいる空間に入る」こと自体が大きなストレスになります。塾が嫌いというより、外出全般がしんどいことも少なくありません。 - 経済的なプレッシャー
親がお金をかけてくれていることを子どもなりに理解していて、「こんなに行けていないのに申し訳ない」「結果を出さなきゃ」と自分を追い込みすぎてしまうパターンもあります。
こうして理由を細かく分けていくと、「塾という場そのものが合っていない」のか、「今のペースやコースが合っていない」のかが見えてきます。
たとえば、集団授業が負担なら個別指導に変える、夜の時間帯がつらいなら昼間の不登校コースやオンラインに切り替えるなど、「完全にやめる」の前にできる調整もあるからです。
当サイト内の不登校でも塾だけ行く子どもの心理と進路の整え方ガイドでは、「学校は行けないけれど塾は行ける」ケースについてくわしく解説しています。塾が子どもにとってどんな位置づけになっているのか、一度整理してみると見えてくるものが多いですよ。
- 「なんでやめたいの?」ではなく「どんなところがしんどい?」と具体的に聞く
- 「嫌なところ」だけでなく「少しでも良かったところ」も一緒に聞いてみる
- すぐに反論せず、「うんうん」「そう感じてたんだね」と途中でさえぎらずに最後まで聞く
- メモを取りながら聞くと、親自身も冷静になりやすいし、あとで一緒に振り返りやすい
理由を整理した結果、「どう頑張っても今の塾ではしんどい」という結論になることもあります。それは親としてショックかもしれませんが、「ちゃんと話し合って決めた」というプロセスそのものが、子どもの自己肯定感を支える土台になります。
親のサポートの要点
不登校で塾をやめるかどうかの話し合いは、親子にとってかなりセンシティブなテーマです。親も「将来が心配」、子も「もうしんどい」で、お互いの不安がぶつかり合いやすい場面なんですよね。
ここで大事なのは、「塾をやめる・続ける」という結論そのものよりも、話し合いの過程で子どもが「自分の気持ちを尊重してもらえた」と感じられるかどうかです。
話し合いの4ステップ
- まずは気持ちの受け止めから始める
いきなり理由を問い詰めるのではなく、「そこまで言うくらい、今かなりしんどいんだね」「よく言ってくれたね」と、気持ちに寄り添うひと言からスタートします。ここでの最初の一言で、その後の話し合いの空気がかなり変わります。 - 具体的な困りごとを一緒に言葉にする
「授業の速さ?」「人間関係?」「宿題の量?」など、親の方からいくつか選択肢を出してあげると、子どもも答えやすくなります。子どもがうまく言葉にできないときは、「こういう感じ?」と親が仮の言葉を用意して、一緒に調整していくイメージです。 - 選択肢を並べて「一緒に」考える
完全にやめる・コースを変える・回数を減らす・時間帯を変える・オンラインに切り替えるなど、いくつかのパターンを紙に書き出して、一長一短を一緒に比べてみます。子どもにも「自分で選んだ」という感覚が生まれやすくなります。 - 期限を決めて試してみる
「まず1か月は回数を減らしてみて、それでもつらかったらやめる方向で考えよう」など、期間限定の約束にすると、親も子も決断のハードルが下がります。「一度決めたら永遠に変えられない」わけではないので、試行錯誤OKの雰囲気を作るのがポイントです。
- 「みんな頑張ってるんだから、あなただけ甘えないで」
- 「そんな気持ちじゃ社会に出ていけないよ」
- 「塾をやめたらもう高校なんて無理だからね」
こうした言葉は、親の不安から出てしまいがちですが、子どもの自己肯定感を深く傷つけ、「どうせ自分なんて」と投げやりな気持ちを強めてしまいます。短期的に子どもを動かせたとしても、その後の長い目で見るとマイナスの方が大きいでしょう。
反対に、次のような言葉がけは、子どもが安心して本音を話しやすくなります。
- 「やめたいって言うまで、かなりガマンしてたんじゃない?」
- 「塾を続ける・やめる、どっちにしても、一緒に考えるからね」
- 「勉強のことも大事だけど、あなたの心と体の方がもっと大事だよ」
親だって完璧ではありませんし、「さっき言いすぎちゃったな…」ということも当然あります。そんなときは、「さっきは心配できつく言っちゃった、ごめんね」と素直に言い直すこと自体が、子どもにとって大きな安心材料になります。
学習代替案の検討方法

「塾をやめるかもしれない」と考え始めたとき、多くの親が一番不安になるのが「じゃあ、勉強はどうするの?」という部分だと思います。ここで押さえておきたいのは、今は通塾型の塾だけが学びの場ではないということです。
むしろ、不登校の子どもにとっては、「塾以外の選択肢」の方が合うケースもたくさんあります。代表的な選択肢をざっくり並べると、次のようなイメージになります。
| 学び方 | 向いているタイプ | ポイント |
|---|---|---|
| 個別指導塾 | 教室には行けるが集団が苦手な子 | 1対1または少人数で、ペースや内容を柔軟に調整しやすい |
| 家庭教師 | 外出がしんどい・家が一番安心な子 | 自宅という安心できる場所で、生活リズムやメンタルの状態に合わせて進められる |
| オンライン塾・オンライン家庭教師 | 人前や移動が負担な子 | 画面越しでハードルが低く、全国から相性の合う先生を選べる |
| フリースクール | 学校以外の「居場所」も必要な子 | 学びだけでなく、人とのつながりや活動の場としての役割も大きい |
| 通信制高校・サポート校 | 中高生で進路も一緒に考えたい子 | 登校日数を抑えながら高校卒業を目指せる多様なルートがある |
どれが正解というより、「今のうちの子がどこまでの負担なら背負えそうか」から逆算して選ぶイメージです。
体力やメンタルの状態、生活リズム、得意・不得意、本人の「これならやってみてもいいかも」という感覚を総合して、「とりあえずの一歩」を決めていきます。
また、学び方を選ぶときに忘れがちなのが、「親の負担」です。送迎の有無や時間帯、費用、きょうだいの予定との調整など、現実的な条件も大事なポイントです。
親が限界ギリギリの状態で支え続けると、どうしてもイライラが子どもに伝わってしまうので、親にとっても無理のない選択肢かどうかを一緒に考えてみてください。
子どもの負担を減らす学習環境
不登校で塾をやめるか悩んでいるご家庭では、すでに子どもの心と体にかなり負担がかかっているケースが多いです。
ここから先に大事なのは、「どれだけ勉強するか」よりも、「どれだけ負担を下げつつ、細く長く学びを続けられるか」という視点です。ここを間違えると、一時的に勉強時間は増えても、そのあとに大きく反動が来てしまいます。
そのため、以下にある負担の少ない環境づくりのポイントを理解しておきましょう。
- 時間帯を工夫する
朝がとにかくつらい子もいれば、夕方以降にエネルギーが落ちてくる子もいます。子どもの「動きやすい時間帯」を観察し、その時間に勉強やオンライン授業を入れるだけでも、負担感はかなり変わります。 - 移動のハードルを下げる
外に出るのが難しい時期は、家庭教師やオンラインを中心に考えるのも立派な選択です。「家から駅までが一番しんどい」という子も多いので、家の近くの教室や送迎付きのサービスなども視野に入れてみましょう。 - 「ゼロか100か」をやめる
週1回30分のオンライン学習からでもOKです。「週5でみっちりやるか、何もしないか」ではなく、「70点くらいのやり方」を選ぶイメージの方が、結果的に前に進みやすくなります。 - 居場所としての機能も意識する
勉強だけでなく、話を聞いてくれる大人や、安心していられる空間があるかどうかも大切です。成績アップ以上に、「ここなら自分でいてもいいと思える場所か」が、長く続けられるかどうかに直結します。
- 「平均的な子」と比べるのではなく、「昨日のうちの子」との小さな変化を見る
- 「早く元通りに戻さなきゃ」ではなく、「今の状態からできる範囲で整えていこう」と考える
- 勉強だけでなく、睡眠・食事・趣味なども含めて「全体のバランス」で見る
不登校と塾選びに特化した考え方については、当サイトの不登校で塾が怖いと感じる子が安心して学べる塾選びの完全ガイドも参考になります。今の通塾がつらい場合の「次の一歩」のイメージを持つうえで、ヒントがたくさん見つかるはずです。
不登校で塾をやめる後の学び方と選択肢

ここからは、実際に不登校で塾をやめたあとにどんな学び方があるのか、具体的な選択肢を見ていきます。「塾をやめる=勉強の終わり」ではなく、「今の子どもに合う学び方に乗り換える」というイメージで読んでみてください。
家庭学習を続ける工夫

「しばらくは塾も家庭教師も使わず、家でゆっくり休ませたい」という選択も、もちろんアリです。むしろ、不登校の初期や、心身の疲れがピークに来ている時期は、外部の学習サポートをあえて入れない方がいい場合もあります。
そのうえで、「完全にゼロにしない程度のゆるい学び」を生活の中に少しだけ混ぜておくと、あとからの学び直しがぐっと楽になります。「勉強」ではなく「軽いトレーニング」くらいのイメージでOKです。
家庭学習のハードルを下げるアイデアを、以下に紹介します。
- 時間ではなく「量」で決める
「1日1ページだけ計算ドリル」「漢字1個だけ書いてみる」など、笑ってしまうくらい少ない量から始めます。大事なのは量より、「机に向かう動作」を習慣化することです。 - 好きなものと組み合わせる
ゲームの攻略本を読む、好きなアニメや漫画のセリフを書き写す、興味のある分野のYouTubeを一緒に見るなど、「好き」を入り口に使うと、抵抗感がかなり下がります。 - 親子で一緒にやる
子どもだけに勉強させるのではなく、親も横で本を読んだり、簡単な資格の勉強をしたりして、「一緒に机に向かう時間」にします。「勉強しなさい」より、「一緒にちょっとやってみよっか」の方が動きやすいです。 - 習慣のフックを作る
「夕食前の10分」「おやつの前に1問だけ」など、すでにある習慣にくっつけると続きやすくなります。新しいことをゼロから始めるより、既存の流れにちょっと足す方がラクなんですよね。
- できた量ではなく、「今日も机に座れたね」「ノートを開けたね」と行動そのものをほめる
- 調子が悪い日は、あっさり「お休み」にして罪悪感を減らす(その分、また元気な日に戻せばOK)
- 目標は「毎日完璧に続ける」ではなく、「7割くらいできたら上出来」と考える
- 親自身も「うまくいかない日があるのが普通」と自分を責めすぎない
不登校の子どもの生活リズムを整えつつ、少しずつ勉強へのイメージをやわらげていくコツについては、生活面に焦点を当てた情報も役に立ちます。焦らず、「今のうちの子にとってできる範囲」を一緒に探していきましょう。
日によってできることが変わるのは当たり前なので、「今日はここまでできたね」と、その日ごとの小さな前進を大事にしてあげてください。
通信制高校と不登校支援の選択肢
中学生・高校生の不登校で塾をやめる場合、どうしても気になるのが「高校進学」や「卒業」の問題ですよね。「今のままで高校に行けるのか」「全日制だけが選択肢じゃないのか」など、不安は尽きないと思います。
でも、昔に比べて今は、通信制高校やサポート校、定時制高校、高卒認定試験など、進路の選択肢が本当に増えているのが実情です。
通信制高校やサポート校の基本的なイメージは、以下の通りです。
- レポート提出やオンライン学習を中心に、年に数回のスクーリング(登校日)で単位を取得していくスタイルが一般的
- 週1日の通学から選べる学校も多く、不登校経験者がたくさん在籍しているところもある
- サポート校とセットで通うことで、学習面のフォローやメンタル面のサポートを受けやすくなる
- 自分のペースを大事にしつつ、高校卒業資格を目指せるルートとして注目されている
「毎日朝から夕方まで学校に行くのはまだ難しい。でも、高校卒業はあきらめたくない」という子には、通信制高校やサポート校はかなり心強い選択肢になります。通学日数が少ない分、アルバイトや趣味、専門的な学びとの両立も可能です。
とはいえ、入試の内容や学費、スクーリングの頻度、進学実績などは学校によって本当にさまざまです。
「なんとなく雰囲気が良さそう」で決めるのではなく、資料請求やオープンキャンパスでしっかり情報を集めて、複数校を比較することをおすすめします。
- 学費や通学回数は学校ごとに大きく異なります(ここでの説明はあくまで一般的な目安です)
- 「卒業後の進路実績」(大学・専門学校・就職など)を必ず確認しましょう
- サポート校は「塾」に近い立ち位置で、高校卒業資格自体は通信制高校が発行するケースが多いです
- 正確な情報は各校の公式サイトやパンフレットで最新の内容を確認し、最終的な判断は進路指導の先生や専門家に相談してください
不登校の子どもの将来や進路について不安が大きい場合は、当サイトの「不登校で勉強しない子どもの将来が不安な親へ」を確認して、「うちの子はどのパターンに近いかな?」とイメージしていくと少し気持ちが落ち着きやすくなります。
「今この瞬間だけ」を見るのではなく、「数年単位の時間軸」で考えてみるのがポイントです。
オンライン塾で再スタート

外に出ること自体が大きなハードルになっている時期には、オンライン塾やオンライン家庭教師はとても相性が良い選択肢です。
教室のドアを開けるプレッシャーがない分、「とりあえずつないでみようかな」くらいの気持ちで一歩を踏み出しやすいんですよね。
オンライン塾のメリットは以下の通りです。
- 移動の負担がゼロ
通塾の準備や満員電車・夜道の不安などがなく、自宅からそのまま受講できます。体力がまだ戻りきっていない子にとっては、この差がかなり大きいです。 - 顔出しや声出しを調整しやすい
カメラオフ・音声のみ・チャット中心など、子どもの状態に合わせた関わり方ができるサービスもあります。「最初はチャットだけで質問」「慣れてきたら少し顔を出してみる」とステップを分けやすいのも利点です。 - 全国から合う先生を探しやすい
地域の塾に限らず、日本中の講師から「不登校の子への指導に慣れている先生」「話し方が優しい先生」などを選べるのはオンラインならではの強みです。 - 短時間からスタートしやすい
最初は週1回30分など、負担の少ないコースから始められるところも多く、「ダメだったらすぐやめよう」と気楽に試してみやすいです。
- 不登校向けのコースやサポート体制(相談窓口、カウンセラー連携など)があるか
- 授業を休んだときの振替やキャンセルへの対応が柔軟かどうか
- カメラオフ・音声のみなど、子どものペースに合わせた受講スタイルが選べるか
- 保護者との面談や相談の場が定期的に用意されているか
- トライアル授業で、先生との相性を確かめてから本契約できるか
オンラインだからといって、すべてが魔法のようにうまくいくわけではありません。画面越しでも「先生が怖い」と感じる場合もあるし、通信トラブルでストレスを感じることもあります。
それでも、「ダメだったら別の先生に変える」「一度やめて、しばらく休んでから再開する」といった柔軟な動きが取りやすいのがオンラインの良さです。
親としては、「一度始めたら最後までやらせなきゃ」と思いがちですが、不登校の時期は特に、「合う形を探すための試行錯誤」だと考えてもらうと、少し肩の力が抜けるかなと思います。
不登校専門の個別指導による安心サポート
不登校専門の個別指導塾や、不登校の子どもに慣れている個別指導塾は、「勉強」と「心の回復」を同時に支えてくれる場として、とても頼りになる存在です。
集団塾でうまくいかなかった子でも、「この先生とならやってみたい」と感じてくれるケースがよくあります。
不登校専門個別指導塾の特徴を以下に紹介します。
- 時間割や通塾ペースを、体調や生活リズムに合わせて1回から柔軟に調整できる
- 学校の進度にこだわらず、つまずきの手前までさかのぼってじっくり学び直せる
- 不登校経験者のスタッフや、心理職と連携している教室もあり、子どもが安心感を得やすい
- 小さな「できた」を一緒に喜びながら、自己肯定感を少しずつ取り戻すことを重視している
通塾が難しい時期には、オンライン個別指導と組み合わせるケースも増えています。たとえば、「まずはオンラインで顔なじみになってから、調子が良くなったら教室に行ってみる」といったステップを踏むと、ハードルがぐっと下がります。
- 集団の教室に入ると緊張してしまい、授業どころではなくなる
- 先生との相性が学習意欲に大きく影響するタイプ
- 教科ごとに理解度がバラバラで、オーダーメイドのカリキュラムが必要
- 「一斉授業のスピード」より「自分のペース」を大事にしたい子
進路や将来の不安も含めて相談したい場合は、こうした塾を「勉強+相談の拠点」として活用するのも一つの方法です。親だけで抱え込みすぎず、第三者も含めて子どもを支える「チーム」を作る感覚で考えてみてください。
不登校専門の個別指導塾のおすすめを、以下に2つ紹介します。
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| キズキ教育塾 | 不登校・高校中退などに対応する完全1対1の担任制。110分授業で、通塾・オンラインを自由に選択可能。学び直しと進路支援を一体化し、大学受験・定時制・通信制進学まで幅広く対応。 |
| ティントル | 不登校専門のオンライン個別指導。30分単位で授業を設計でき、録画による復習機能も備える。講師と専任サポートチームが連携し、学習支援とメンタルケアを両立する仕組み。 |
不登校で塾をやめる結論まとめ
ここまで、不登校で塾をやめるかどうかのサインや判断基準、その後の学び方について、かなり細かくお話ししてきました。情報量が多くてちょっと疲れたかもしれませんが、それだけあなたが真剣に子どものことを考えている証拠でもあります。
最後に、もう一度大事なポイントを整理しておきますね。
- 「塾をやめたい」という言葉は、心と体のエネルギーが限界に近づいているサインであることが多い
- 塾をやめるかどうかより、「子どもの気持ちを一緒に整理するプロセス」が何より大切
- 通塾型の塾だけでなく、家庭教師・オンライン塾・個別指導・フリースクール・通信制高校など、学びの選択肢はたくさんある
- 勉強は「ゼロか100か」ではなく、細く長く続けられるやり方を選んだほうが、結果的に将来の選択肢も広がる
塾をやめる決断は、子どもの学びや成長の終わりではありません。むしろ、「今のうちの子に合ったペースや場所に学び方を調整する」という前向きな一歩だと私は考えています。
もちろん、親としては「この選択で本当に大丈夫かな」と不安になるのが自然です。その不安があるからこそ、こうして情報を集めて、子どものためにできることを探しているんですよね。
その姿勢自体が、子どもにとっては何より心強い支えになっていることでしょう。

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