子どもが不登校になって、しかも無気力っぽい状態が続くと、親としては「これって甘えなの?」「このまま放っておいていいの?」と不安になりますよね。
周りに不登校は甘えじゃないと言われても、家ではゲームばかりで、学校の話をするとめんどくさいの一言…となると、余計に判断が難しくなると思います。
実は、無気力型不登校は理由を言語化しにくく、本人も自分で整理できていないケースが多いです。
そこに、学校行きたくないのは病気なのか?という疑問が重なって、起立性調節障害で朝起きれない状態や、うつ病・適応障害のような不調が隠れていないか気になってきます。
さらに発達障害グレーゾーンの特性が絡むこともあって、単純に甘えと決めつけるのはかなり危険なんですよ。
そこでこの記事では、小学生や高校生など年齢差も含めて、無気力の背景と見立て方を整理しつつ、無気力の治し方を「家庭だけで抱えない」方向でまとめます。
フリースクールや出席扱いの考え方も触れたうえで、メンタル面の支えと学力維持を同時に狙える不登校専門の個別指導塾という選択肢まで、現実的に落とし込みます。
- 不登校の無気力が甘えに見える理由と背景
- 無気力型不登校の特徴と親がやりがちな落とし穴
- 病気や発達特性の可能性を安全に見立てる視点
- 塾・フリースクール・出席扱いを含む現実的な選択肢
不登校の無気力は甘え?の背景

ここでは、なぜ不登校の無気力が甘えに見えやすいのかを整理します。責める・急かすが逆効果になる理由も含めて、親が落ち着いて判断できる土台を作ります。
不登校は甘えじゃない根拠
まず最初に、いちばん伝えたいのは「不登校は甘えじゃない」という言葉は、慰めのフレーズではなく、現実に即しているケースが多いということです。
学校に行けない状態って、外から見ると行かない選択に見えやすいんですが、本人の内側ではストレス・不安・疲労が積もりに積もって、心身のエネルギーが底をついていることが多いです。
つまり、本人は「行かない」より「行けない」に近いんですよね。
親の立場だと、どうしても比較が起きます。「家では笑ってる」「スマホは触れる」「好きな動画は見られる」。だから「学校も行けるのでは?」と思ってしまう。
でも、ここには大きな落とし穴があって、子どもはできることを選んでやっているというより、できる範囲まで行動を縮めて生き延びていることがあります。
学校は刺激が多いです。人間関係、先生の視線、時間割、騒音、評価、失敗の可能性。外の世界に出るだけのエネルギーがないと、家の中の刺激が少ない行動(動画、ゲーム、寝る)に寄るのは自然な流れなんです。
「甘え」に見える瞬間が起きる理由
甘えに見える瞬間って、だいたいパターンがあります。たとえば「朝は起きられないのに夜は元気」「勉強はしないのにゲームはする」「親の話は無視するのに友だちとは連絡してる」。
ただ、本人の中では優先順位ではなく「負荷の強弱」で選択しています。学校の話は負荷が強い。勉強も評価が絡むから負荷が強い。一方で、ゲームや動画は負荷が低いどころか、緊張を下げてくれる避難所にもなります。
そこで、親がラクになる見方としては、甘えかどうかを裁くより、今は回復の段階かもしれない、とするほうが対応が安定します。責めるより、回復の土台を整える方向に舵を切るのが近道ですよ。
客観的な背景としても、不登校は社会全体で増え続けています。状況の変化や子どもの抱えるストレスが複雑化していて、「厳しくすれば治る」みたいな単純な話じゃないんです。
数字を知るだけでも、親が自分を責めすぎなくて済みますよ。(出典:文部科学省『令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果』)
もちろん、全員が同じ事情ではありません。生活リズムの乱れが先にあって不登校につながる子もいれば、人間関係の傷つきが大きい子もいます。
ただ共通して言えるのは、「甘え」のラベルを貼ってしまうと、本人のSOSが見えなくなること。だから私は、まず背景がある前提で見立てるのが安全だと思っています。
無気力型不登校の特徴

無気力型不登校のいちばんの特徴は、理由がはっきりしにくいことです。「いじめがあった」「先生が怖い」みたいに原因が一本で説明できると、周りも理解しやすいし、対策も立てやすい。
でも無気力は、そうはいきません。本人が「わからない」と言うのも、嘘じゃなくて本当に言語化できていないことが多いです。
そのため無気力を、怠けじゃなくてエネルギー不足として見ることが多いです。エネルギー不足になる理由は、ひとつじゃありません。
勉強の遅れに対する不安、友だちとの距離感、教室の空気、部活や委員会のプレッシャー、失敗経験、家庭内の緊張、将来の不安。これが複合して、心が疲れてしまう。
すると「考えるのもしんどい」になって、思考も行動も止まりやすいんですよね。無気力は、急にドーンと来るより、じわじわ来ることがあります。
朝の支度が遅くなる、忘れ物が増える、週末に寝てばかり、表情が薄い、食事の量が変わる、学校の話題になると機嫌が悪い
親は「反抗期かな」で片付けがちなんですが、ここに気づけると、こじれる前に手を打てます。
無気力型でやりがちな落とし穴
無気力型の子に対して、親がやりがちなのは「理由をハッキリ言わせる」「今すぐ改善させる」「行動を増やす」の三つです。でも、無気力のときって、言語化の体力も、改善の体力も、行動の体力も足りないんですよね。
だから、問い詰めるほど黙るし、急かすほど反発かフリーズになります。
無気力は意志の弱さではなく、エネルギー不足として現れやすいです。刺激で動かすより、回復の土台から整えるのが近道になります。
ここでのコツは、目標を「登校」に固定しないことです。回復の段階では、登校は結果であって目的じゃないことが多いからです。
目的は「心身の回復」「生活の安定」「自己肯定感の回復」「学びの再開」。この順番で積み上げるほうが、結果的に戻りやすいです。
不登校のめんどくさい心理
不登校の子が「めんどくさい」と言うと、親はイラッとしやすいですよね。私も、親の気持ちはめちゃくちゃわかります。だって、何がめんどくさいのか言わないし、話し合いにもならないし、こちらの心配だけが増えるから。
でも、この「めんどくさい」を本音の翻訳ができないときの避難表現として捉えることが多いです。
めんどくさいの中身って、以下のようにいろいろと入っています。
「話すと責められそう」「自分でも整理できない」「考える体力がない」「失敗したくない」「学校の話をすると胸が苦しい」「どうせ理解されない」
このどれか、あるいは複数が混ざって、言葉が出ない。だから最後に残るのが「めんどくさい」なんですよね。
ここで親が「何がめんどくさいの!」「ちゃんと説明しなさい!」と詰めると、子どもはさらに黙ります。黙るか、キレるか、部屋にこもるか。結果、親は余計にイライラして、家庭の空気が悪くなる。これ、ありがちな悪循環です。
そのため、以下のように子どもが答えやすい聞き方に変える良いでしょう。
- 「何があったの?」より「今いちばんしんどいのどれ?」
- 「どうしたいの?」より「AとBならどっちがマシ?」
- 「いつ行くの?」より「行けそうな日は週に何日くらい?」
質問は情報収集より関係維持のために使うのがいいと思っています。親が知りたいことを全部聞くのではなく、子どもが答えられる範囲でいい。
返事が「わからない」でも、「そっか。わからない日もあるよね」で終わらせていい。ここ、勇気が要るんですけど、長い目で見ると関係が残ります。
あと、親の心配を伝えるときは、命令口調よりも「私はこう感じる」の形が安全です。「行きなさい」より「あなたのことが心配」。この差は大きいです。反抗が強い子ほど、命令は燃料になります。
小学生の無気力と学習不安

小学生の無気力は、本人の言葉が少ない分、親が「甘え」に見えてしまいやすいです。
しかも、小学生は体調が悪いをうまく説明できないことも多くて、「なんとなく行きたくない」「眠い」「お腹が痛い」みたいな曖昧な表現になりがち。親は原因が見えないから、余計に焦りますよね。
ただ、小学生でも学習不安は普通に起こります。計算や漢字がわからなくなってくると、授業がつらくなる。先生のスピードが速く感じる。できないのが恥ずかしい。友だちにからかわれるかも。
これが積み重なると、学校そのものがしんどくなるんです。本人は「勉強が不安」と言わずに、「学校がめんどくさい」になって出てくることもあります。
このとき親がやりがちなのが、「勉強が遅れるからやりなさい」「みんな行ってるんだから」みたいな正論で押すこと。正論なんだけど、無気力の子には刺さり方がキツいです。
小学生は特に、親に言われた一言で自己肯定感がストンと落ちやすい。「自分はダメなんだ」に直結しやすいんですよね。
小学生は「短時間×達成感」が効く
家庭でできる現実的な対策は、短時間で達成できる学習に切り替えることです。10分だけ、1ページだけ、音読だけなど、ここまで小さくしていいです。
やる気がある日に長時間やらせるより、毎日少しでもできたを積むほうが、結果的に戻ります。
- 「勉強しなさい」ではなく「一緒に1問だけ見よう」
- 丸つけは減点ではなく「できた探し」にする
- 苦手は戻ってOK、先取りより穴埋めを優先
- できた日は小さく褒めて、できない日は責めない
学習の遅れが気になる場合は、家庭で抱え込まず、個別で見てもらえる学習支援を早めに検討するとラクになります。親が「先生役」になり続けると関係がこじれやすいので、第三者を入れるのは本当に有効です。
高校生の無気力と昼夜逆転
高校生になると、以下のように無気力とセットで昼夜逆転が起こりやすいです。
- 学校に行かない
- 朝に起きる必要がなくなる
- 夜型が進む
- 日中に眠くて動けない
しかも、高校生はスマホやネットが生活の中心になりやすいので、夜更かしの引力が強いです。
ここで親がやりがちなのが「朝起こす」「スマホを取り上げる」ですが、強行すると揉めやすいです。取り上げた瞬間は静かになっても、恨みが残って関係が壊れたり、隠れて使うようになったりします。
そのためお勧めの方法は、朝を変えるより夜を整えるやり方です。昼夜逆転の子に「朝起きろ」と言っても、体がついてこないことが多い。だから先に、夜の環境から整えます。
- 寝る1時間前は部屋の明るさを落とす
- 夜食を軽くして胃腸の負担を下げる
- 昼寝は短くして、夕方以降は寝ない
- 起きる時刻より、まず就寝時刻を少しずつ前倒し
いきなり「23時に寝て7時に起きる」に戻すのは難しいです。そのため、15分〜30分ずつズラすのを勧めます。今日は2時就寝なら、明日は1時半。これを積む。地味だけど、これがいちばん効果的です。
朝が極端につらい・めまい・動悸などがある場合は、体調が絡んでいる可能性もあります。医療機関も含めて相談を検討してください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
あと、高校生は「自分の人生の主導権」を握りたい時期です。親が管理しすぎると反発が増えます。だからこそ、生活リズムの話は管理ではなく相談に寄せると通りやすいですよ。
「一緒に、明日だけ15分前にしてみない?」みたいに、小さく提案するのがコツです。
不登校の無気力・甘えには塾の選択肢

ここでは「家庭だけで何とかしよう」としないための選択肢を整理します。病気の可能性、出席扱い、フリースクール、そして学力とメンタルを同時に支える不登校専門の個別指導塾まで、現実的な組み立て方を紹介します。
学校に行きたくないは病気?
学校に行きたくないからといって、必ず病気とは限りません。ただし、無気力が長引く場合は「気合いでどうにかなる話」として扱わないほうが安全です。
親が頑張って声をかけ続けても改善しないときは、むしろ頑張り方の方向を変えたほうがいいです。
目安として、以下のような状態が続くなら、受診や相談で整理したほうが安心です。ここ、親が一番迷うところですよね。
- 睡眠や食欲が大きく崩れている
- 以前好きだったことに興味がない
- 朝が極端につらい
- 頭痛や腹痛が続く
- 気分の落ち込みが強い
「受診って大げさ?」と思うかもしれませんが、診断をもらうためだけでなく、安心材料を増やすためにも意味があると思っています。
家庭での「見立て」は確定じゃなくて仮説でOK
家庭でできるのは、確定診断じゃなく仮説です。「体調の問題かも」「ストレスが強いのかも」「発達特性が関係してるかも」。この仮説を持って、必要なら専門家につなぐ。これで十分です。
症状の感じ方や原因は人によって違います。断定は避け、正確な情報は医療機関の説明や公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家に任せましょう。
また、学校側に相談するときも「病気かどうか」より、「今の状態でできる配慮は何か」「出席や評価はどうなるか」を具体的に聞くほうが話が進みます。親子で抱え込まず、学校・医療・支援先をうまく組み合わせるのが現実的です。
起立性調節障害と朝起きれない現象

朝起きれない現象が強いとき、起立性調節障害の可能性が考えられます。ここで大事なのは、親が「怠け」と決めるより、体調の問題として一度確認する姿勢です。
本人が「起きられない」を言葉にできないと、「行きたくない」に見えやすいんですよね。
起立性調節障害が疑われる場合、本人は「起きたくない」のではなく「起きられない」感覚を持っていることがあります。無理に起こしても改善しないなら、生活リズムの調整と並行して、医療機関で相談すると安心です。
朝の時間帯は、親子の衝突が起きやすいです。親は焦るし、子は体が動かない。ここで毎朝ケンカになると、登校以前に家庭がしんどくなります。そのため、朝の戦いを減らす設計をお勧めします。
- 午前は無理でも午後なら動けるなら、午後の外出から始める
- 朝に勉強は無理でも、夜に10分ならできるなら夜にやる
大事なのは「学校の時間割に合わせる」より「本人の体調に合わせて回復を進める」ことです。体調面の整理と家庭での回復設計については、「不登校の復帰で疲れた子のケア」も参考になります。
また、本人が受診を嫌がることもあります。そのときは、「病気かもよ」と脅すより、「朝がつらい原因を一回だけ確認しよう」「もし体の問題なら、やり方変えられるしね」みたいに、確認のためとして伝えると通りやすいです。
うつ病・適応障害の見分け方
無気力が続くと、うつ病や適応障害の可能性が気になると思います。ただ、家庭で確定判断はできません。ここは「疑う」より「見逃さない」意識が大事です。
本人が「怠けてるだけ」と自分を責めている場合もあるし、親が「甘え」と言ってしまうと、相談の芽が折れやすいんですよね。
そのため、サインは単発じゃなくセットで見るようにしましょう。たとえば、「落ち込み」+「睡眠の乱れ」+「興味の低下」のように複数が重なるときは、早めの相談が安心です。
- 落ち込みが続き、笑顔が減った
- 好きだったことにも興味が湧かない
- 自己否定が増えた、自分を責める
- 睡眠・食欲が大きく崩れた
- 学校の話題だけで体調が悪化する
当てはまるから即そうだということではありません。ただ、こうしたサインが続くなら、早めに専門家へ相談したほうが回復が早いことがあります。最終的な判断は専門家にご相談ください。
親ができるのは「治す」より「安全に繋ぐ」
ここで親が背負い込みすぎると、親も燃え尽きます。親ができるのは、治療をすることじゃなくて、生活の安全を守り、必要なら専門家につなぐことです。
- 食事が取れているか
- 睡眠の質が落ちすぎていないか
- 危険な言動がないか
危険があるなら早めに相談。危険がないなら、回復の土台を整えつつ、本人が話せるタイミングを待つ。このスタンスが結果的に安定します。
発達障害グレーゾーンの対応

発達障害グレーゾーンの特性がある子は、学校で「みんなと同じ」が強いほど疲れやすいです。音・光・人の多さ、急な予定変更、集団行動の暗黙ルールなど、目に見えない負荷が積み重なって無気力につながることがあります。
本人は努力して合わせているのに、周りからは「普通にやればいいのに」と見られてしまう。このズレが、自己肯定感を削ります。
このタイプは、努力不足ではなく、環境との相性の問題が大きいです。そのため「本人を変える」より、「負荷を下げる」「やり方を変える」方向を優先します。
特性がある子ほど、「できる・できない」が場面で変わります。家だとできるのに学校だとできない、は普通に起きます。だから「家でできるなら学校でもできるでしょ」は危険な言い方になりやすいため注意が必要です。
- 予定を見える化して、急な変更を減らす
- 勉強は短時間×回数にして達成感を作る
- 苦手な科目は戻ってOKにする
- 安心できる第三者(塾・相談先)を増やす
学校への伝え方は「診断名」より「困りごと」を中心に行いましょう。
具体的には、学校に直接「発達障害です」と言う必要はなくて、「こういう場面でしんどくなりやすい」「こうすると落ち着く」みたいに困りごとベースで伝えるほうが、配慮につながりやすいです。
特性の有無や支援の方向性は、専門家の評価が役立つことが多いです。必要に応じて相談先を広げてください。
フリースクールと出席扱い
フリースクールは、学校以外の居場所として心強い選択肢です。特に無気力が強い時期は、学校復帰を急ぐより、まず安心して過ごせる場を確保するほうが回復しやすいことがあります。
居場所ができると、生活リズムが整い、対人の練習ができて、学びも少しずつ戻ります。
フリースクールを「学校に戻るためのリハビリ」として見る人もいますが、実はそれだけじゃありません。子どもにとっては「自分のままでいても大丈夫な場所」になり得ます。
これがあると、親子関係も落ち着きやすいです。家が唯一の居場所になると、親子が近すぎてしんどくなりますからね。
出席扱いは必ず学校に確認する
また、条件を満たすとフリースクールや学校外の学習が出席扱いになる場合があります。ただし、自治体や在籍校の判断で運用が異なるので、ここは必ず学校と確認してください。
出席扱いは、学校側の理解と書類・手続きが必要になることが多いので、早めに相談しておくとラクです。出席扱いの考え方を整理したい場合は、当サイトの「不登校の高校受験で出席日数が少ない場合」が判断材料になります。
参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」より
フリースクール・学校・家庭の役割を分ける
役割分担ができると、支援が安定します。たとえば、フリースクールは居場所と体験、学校は在籍と評価、家庭は安心と休息。全部を家庭でやろうとすると、親も子も疲れます。
| 場所 | 担いやすい役割 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|
| 家庭 | 安心の土台、休息、生活リズム | 親が先生役になりすぎると衝突 |
| 学校 | 在籍、評価、出席扱いの相談 | 運用が学校ごとに違う |
| フリースクール | 居場所、体験、対人の練習 | 通いやすさ・費用は要確認 |
| 個別指導塾 | 学習の再開、達成感づくり | 支援内容と相性の見極めが必要 |
不登校専門の個別指導塾という選択

不登校の無気力や甘えで悩んでいるなら、不登校専門の個別指導塾はかなりおすすめです。理由は、メンタルを支えながら学力も維持しやすいからです。ここ、親の現実的な悩みに直結しますよね。
「心の回復が大事なのはわかる。でも勉強も遅れるのが怖い」。この二つを同時に扱える場があると、家庭の不安が一気に下がります。
家庭だけで支えると、親はどうしても「生活」「将来」「勉強」を全部背負ってしまいます。すると、親はずっと心配モード。子どもはずっと監視されている気分。結果、言い合いが増えます。親子関係が悪くなると、回復は遠のきやすいです。
でも、あいだに塾が入ると役割分担ができます。親は安心の土台、塾は学習と小さな成功体験の設計。これができると、子どもは「できない自分」から少しずつ抜け出しやすくなります。
無気力の子に必要なのは、根性論じゃなくて「できた」を積む設計です。
- 学習計画を小さく刻んで、達成感を作れる
- 人間関係の負荷が少ない環境で学べる
- 声かけや面談で気持ちを整える支援がある
- 学校との連携や出席扱いの相談がしやすい場合がある
塾選びで外したくないチェックポイント
ただし、塾ならどこでもいいわけじゃありません。次のポイントを最低限チェックしてほしいと考えます。
- 不登校対応の実績があるか(一般塾だと前提が合わないことも)
- 小さなステップで進められるか(いきなり大量課題は折れやすい)
- 面談や連絡の頻度が家庭に合うか(親が疲れない設計も大事)
- 目標設定が柔らかいか(登校だけをゴールに固定しない)
もちろん塾によって支援内容は違いますし、費用も幅があります。あくまで一般的な目安として検討し、正確な情報は公式サイトをご確認ください。無理なく続けられる範囲かどうか、体験や面談で相性を確かめるのが大事です。
主な不登校専門の個別指導塾は、以下の通りです。
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| キズキ教育塾 | 不登校・高校中退などに対応する完全1対1の担任制。110分授業で、通塾・オンラインを自由に選択可能。学び直しと進路支援を一体化し、大学受験・定時制・通信制進学まで幅広く対応。 |
| ティントル | 不登校専門のオンライン個別指導。30分単位で授業を設計でき、録画による復習機能も備える。講師と専任サポートチームが連携し、学習支援とメンタルケアを両立する仕組み。 |
塾という選択肢をもう少し具体的にイメージしたいなら、「不登校でも塾だけ行く子どもの心理」もあわせて読むと整理しやすいです。
不登校の無気力・甘えまとめ
不登校の無気力が続くと、甘えなのかどうかで悩みやすいです。でも、無気力型不登校は理由が言語化しにくく、本人も混乱していることが多いので、決めつけは危険です。
親としては白黒つけたくなるんですが、ここは「回復の途中」として理解するほうが、結果的にうまくいきます。
学校行きたくない状態が長引く場合は、起立性調節障害で朝起きれない現象や、うつ病・適応障害などの不調が隠れていないかを安全に確認する視点も大切です。
発達障害グレーゾーンの特性が関係するケースもあるので、家庭だけで抱えず、必要に応じて専門家に相談してください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
- 「甘え?」のジャッジを一旦保留にして、回復の土台を優先する
- 朝の衝突を減らし、夜の環境から整える
- 学校と「今できる最小の対応」を確認する
- 家庭だけで背負わず、第三者(塾・居場所・医療)を増やす
そのうえで、回復の現実的な組み立てとしては、フリースクールや出席扱いなど選択肢を増やしつつ、学力とメンタルを同時に支えたいなら、不登校専門の個別指導塾がとても相性がいいです。
親が全部背負わず、支援の手を増やすことが、結果的に子どもの回復を早める近道になりますよ。

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