不登校特例校のデメリットって、結構気になりますよね。
不登校特例校は「安心して学び直せる場」として注目される一方で、学力や進学、高校受験への影響、授業時間が少ないこと、社会性の心配、学費などの費用負担、学校数が少ない問題まで、調べるほど不安が増えがちです。
この記事では、不登校特例校のデメリットを「よくある失敗ポイント」から逆算して整理しつつ、フリースクールとの違い、通信制高校など他の選択肢も含めて、あなたの家庭で納得できる判断材料に落とし込みます。
読み終わる頃には、何を確認すれば後悔が減るのかが具体的に見えてくるはずです。
- 不登校特例校で起きやすいデメリットの全体像
- 学力や進学に関する不安の現実的な対策
- 通学・費用・支援体制で見落としやすい点
- 他の選択肢と比べたときの向き不向き
不登校特例校のデメリットとは

ここでは、不登校特例校(学びの多様化学校)で特に不安になりやすい点を、保護者目線で整理します。
大事なのは「デメリットを知って終わり」ではなく、先に手当てできるものと、家庭の価値観で選ぶしかないものを分けることです。
読んでいるあなたの不安が少しでも軽くなるように、チェックの仕方まで具体的に落とし込みます。
学力低下や学習進度の不安
不登校特例校は、子どもの状態に合わせて学び直しを組み立てやすい反面、学習進度がゆるやかになりやすいのが不安ポイントになりがちです。ここ、気になりますよね。
特に「少人数で丁寧=学力が必ず上がる」と期待しすぎると、思ったより基礎の穴が埋まらず焦ってしまうことがあります。
これは、「学校が悪い」という話ではなく、制度設計として「回復と再スタート」に重心があるケースが多いからと考えています。
不登校の期間があると、同じ学年でも理解の凸凹が出やすいです。特例校はそこを前提に、復習やつまずきの解消を優先することが多いので、結果的に「先へ進む」より「取り戻す」比率が高くなりやすいんですよね。
さらに、体調・不安・睡眠リズムの崩れなどが絡むと、学習のペースは一定ではなくなります。だから、進度がゆるやか=ダメ、ではなく、回復を優先した結果としてゆるやかになることがある、という理解がまず大事です。
家庭がつまずきやすいポイント
よくあるのは「学校が見てくれるだろう」と全部を学校に預けた結果、定期的な家庭学習が組めず、本人の調子が上がったタイミングで学習量が追いつかない…というパターンです。
逆に、親が焦って詰め込みすぎると、今度は本人が「また勉強が怖い」に戻ってしまう。ここはバランスが難しいところです。
- 教科ごとの到達目標(学年相当か、個別目標か)
- 家庭学習の位置づけ(宿題量、フォロー方法)
- つまずきのアセスメント(学習面の検査や面談の有無)
学校でどこまでを任せて、家庭でどこを大切にするかを分けるコツとしておすすめしているのは、役割分担を最初に言語化することです。
たとえば、学校は「登校の土台づくり」「学び直しの導線」「学習の習慣化」を担い、家庭は「短時間の復習ルーティン」「苦手単元のピンポイント補強」を担う、みたいに分けます。
こうすると、学校のカリキュラムが体験学習多めでも、家庭側の補強で安心感が出やすいです。
家庭学習を毎日長時間はしんどいので、まずは「1回10〜20分」を積むのが現実的です。ポイントは、親が先生役にならないこと。親は「環境と仕組み」担当で、解説は教材や動画に任せると、親子ゲンカが減りやすいですよ。
学力不安を減らす補強ルート例は、以下の通りです。
| 補強方法 | 向いている子 | 注意点 |
|---|---|---|
| 短時間の反復(基礎) | 集中が続きにくい | 量より継続を優先 |
| 単元別のやり直し | 得意不得意がはっきり | 穴を広げず順番に |
| オンライン教材 | 人の目が負担 | やりっぱなしに注意 |
| 個別指導・家庭教師 | 質問ができない | 相性で効果が変わる |
学力の話は数字で断言しにくく、子どもの回復段階や体調で大きく変わります。だからこそ「学校でどこまで」「家庭や外部でどこを補うか」を最初から分けて設計するのが現実的かなと思います。
ここが整理できると、学校選びの軸もブレにくくなりますよ。
高校受験や進学への影響

進学面の不安はかなり大きいですよね。不登校特例校は制度上は学校なので卒業資格は取れますが、受験で必要な学力の積み上げは別問題として考えるのが安全です。
制度として卒業できても、志望校に届く学力が積めるかは、カリキュラムや家庭の設計で変わります。
高校受験を考えると、内申点(成績)の評価、定期テストの運用、提出物の扱い、出席の考え方、面談の頻度など、確認事項が一気に増えます。特例校は学校ごとに特色が強いぶん、ここが「想定と違った」になりやすいんです。
評価が丁寧でも、受験に必要な演習時間が足りない場合もあるし、逆に学習は手厚いけど登校頻度が求められて苦しくなる場合もある
上記を理解していないと「受験もいけると思っていたけど、実際は学び直し中心で、受験対策は別途だった」みたいなズレが起きがちです。事前に受験対策は学校の範囲か、外部併用前提かをハッキリさせるのが大事です。
受験はどうしても、演習量と反復が必要です。特例校のカリキュラムが体験学習や個別最適を重視するほど、受験対策は外部(塾・家庭学習・オンライン)を組み合わせる前提になりやすいです。
ここでのポイントは、本人の回復度に合わせて「今できる量」を刻むこと。最初から受験フル回転を目指すより、週単位で少しずつ積み上げる方が、結果的に折れにくいですよ。
つまり、特例校は「安心して学びを再開する土台」、受験対策は「別ルートで積む」。この二段構えにすると、学校選びで迷いにくくなります。
家庭が用意するとラクになる進路の地図
私がすすめたいのは、受験や進学の道を「一本に決めない」ことです。たとえば、第一志望のほかに、通学負担が少ない選択肢、通信制の選択肢、学び直しに強い学校など、複数のルートを並べます。
すると、「この道しかない」のプレッシャーが減って、親子ともに気持ちに余裕がうまれます。進学はゴールじゃなく、その先の生活の土台ですからね。
不登校からの高校受験の進め方をもう少し具体的に知りたい場合は、当サイトの別記事「不登校の高校受験で焦らない親の進学サポート」も参考になります。
なお、受験や進学は地域の制度や学校の運用で差が出ることがあります。最終的には、志望校の募集要項、在籍校・特例校の説明、教育委員会の案内などを照らし合わせて確認し、必要なら専門家にも相談してください。
授業時間が少ないデメリット
特例校では、子どもの負荷を下げる目的で、授業時間数を短縮している例があります。これは「登校できる状態を作る」「学びへの抵抗を減らす」にはメリットになり得ますが、反対に学習量が足りないと感じる家庭も出ます。
一方で、授業時間が少ないことの良い面もあります。不登校の経験がある子にとって、朝から夕方までフルの学校生活は、体力面でも心理面でもハードルが高い場合があるからです。
授業時間が少ないと、登校の成功体験が作りやすくなったり、回復の時間を確保しやすかったりします。だから「少ない=悪」と決めつけると、むしろ選択肢が狭くなっちゃうかもです。
そこで注意したいのは、授業時間が少ない=悪ではないこと。問題になりやすいのは、授業が少ないのに家庭学習の設計がない、または家庭が全部背負って疲れてしまうパターンです。
親が毎日管理しようとして燃え尽きたり、子どもが「家でも学校でも勉強」になって息切れしたり。ここは仕組みで解決できる部分が多いです。
ありがちな落とし穴としては、「学校が少なくしてくれて助かる」と思っていたら、家庭での学習管理が増えて、親子ともに消耗してしまうことがあります。
家庭の負担を増やさない設計のコツ
家庭での負担を減らすには、やることを細かく決めて仕組み化するのがコツです。たとえば、家庭学習は「毎日」ではなく「週に何回」「この教材を」「ここまで」と範囲で区切る。
できなかった日は責めない。代わりに翌週に調整する。こういう運用ができると、長期で続けやすいですよ。
- 学校:復習の導線づくり(何をどこまでやるかを明確に)
- 家庭:短時間のルーティン(週の合計時間で管理)
- 外部:必要なときだけ(受験期や苦手単元の集中)
似た悩みとして「不登校で勉強が止まる」問題もあるので、状況が近いなら「不登校で勉強しないときの学習再開ステップ」も役立つはずです。授業時間の少なさは、工夫しだいで回復の余白にもなるので、焦らず設計していきましょう。
不登校の人の安心して学べるオンラインの個別指導塾は、以下の通りです。この不登校専門の個別指導塾は学習面だけでなくメンタル面もフォローしてくれる特徴があります。
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| キズキ教育塾 | 不登校・高校中退などに対応する完全1対1の担任制。110分授業で、通塾・オンラインを自由に選択可能。学び直しと進路支援を一体化し、大学受験・定時制・通信制進学まで幅広く対応。 |
| ティントル | 不登校専門のオンライン個別指導。30分単位で授業を設計でき、録画による復習機能も備える。講師と専任サポートチームが連携し、学習支援とメンタルケアを両立する仕組み。 |
社会性が育ちにくい懸念

社会性の話って、ふわっとしていて余計に不安になりやすいですよね。社会性は、よく誤解されがちです。「集団に慣れる=社会性」だけではなく、安心できる関係の中で人と関わる力を回復することも社会性の一部なんですよね。
特例校は少人数になりやすいので、安心して関われる反面、通常校に比べて多様な人間関係の経験が限定される可能性はあります。将来的に環境が広がったとき、ギャップを感じる子がいるのも事実です。
私は、少人数だからこそ育つ力もあると思っています。たとえば、先生との距離が近い環境で「助けを求める」経験ができたり、クラスの人数が少ない分「役割を持つ」経験ができたり。これは立派な社会性です。
ただし、人数が少ない分、関係が固定化しやすい、相性が悪い相手がいると逃げ場が少ない、といった課題が出ることもあります。
将来のギャップが不安なときの考え方
「将来、普通の社会に出たとき困るのでは?」という心配は自然です。ただ、いきなり大集団に放り込むことが社会性の練習になるとは限らないんですよ。
むしろ、安心できる場で回復しながら、少しずつ世界を広げる方が、結果として強いです。社会性は一発勝負じゃなく、段階づくりで育てられます。
- 学校外の体験(地域活動、習い事、ボランティア)を小さく足す
- オンラインでの交流や発表の機会を活用する
- 「いきなり集団」ではなく段階を作る
たとえば、最初は「先生1人+本人」の関係で安心を作る。次に、少人数の活動(2〜5人)で経験を増やす。慣れてきたら、校外のイベントや短時間の参加を試す。
こういう階段を作ると、本人が「やれた」を積みやすいです。親としては、「今はここまでできれば十分」とラインを下げることが、実は最強のサポートになったりします。
ここで気を付けたい、親ができる声かけのコツとしては、「みんなと仲良くしなきゃ」より、「今日は誰と話せた?」「どんな場面がラクだった?」みたいに、本人の感覚を一緒に言語化していくことが、次の一歩につながりやすいですよ。
どの形が合うかは子どもの特性次第です。無理に広げるより、本人の回復とタイミングを優先していいと思います。社会性は遅れというよりこれから伸びる余地として見てあげると、親の心も少しラクになります。
不登校特例校が合わないケース
不登校特例校は万能ではありません。合わないケースを先に知っておくと、期待しすぎて傷つくのを防げます。私は、学校選びでいちばん避けたいのは「合わなかった=子どもが悪い」になってしまうことだと思っています。
合わないのは、相性とタイミングの問題であって、本人の価値とは別です。合わない可能性が出やすい子どものタイプは、以下の通りであり、特例校でもしんどさが残ることがあります。
- 環境が変わるだけで大きく不安定になる子
- 集団が少人数でも強い緊張が続く子
- 学校という枠組み自体が負担になる子
また、学習より休息や治療が優先の時期に「通学」を目標にしすぎると、回復が遠回りになることもあります。ここ、ほんとに大事なポイントです。
「合わない」を早期に見抜くサイン
サインは派手じゃないことも多いです。たとえば、登校前日の夜から急に体調が崩れる、朝の腹痛や頭痛が続く、学校の話題が出ると無口になる、帰宅後に過度に疲れて寝込む、など。
こういう時は「慣れれば大丈夫」と押し切るより、負荷がどこにあるかを分解した方が早いです。授業が負担なのか、教室の音や匂いが辛いのか、人間関係なのか、移動なのか。原因が分かると、対策も見えてきます。
合う・合わないは「今の状態」で変わります。体調やメンタルの波が強い時期は、在籍校や教育委員会、医療機関などの専門家とも相談しながら決めてください。
また、最終的な判断は、学校見学や面談での印象、子どもの反応、支援体制の具体性で決めるのがいちばん確実です。加えて、制度の扱い(指定の考え方、教育課程の位置づけなど)は、できれば一次情報で確認しておくと安心です。
学校の説明と公式情報が一致しているかを見るだけでも、判断の精度が上がりますよ。(出典:文部科学省「不登校児童生徒の実態に配慮して特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校の概要」)
そしてもう一つ。もし合わなかったとしても、「次の選択肢」がある状態を作っておくのが大事です。フリースクール、適応指導教室、在籍校の別室、オンライン、家庭学習の設計など、逃げ道があると、親子ともに安心して挑戦できますよ。
不登校特例校デメリットの現実

ここからは、気持ちの問題だけではなく「現実的に詰まりやすい点」を掘り下げます。通学・お金・人の体制は、家庭の負担に直結しやすいので、早めに具体化しておくと安心です。理想論じゃなく、生活に落とした話をしていきますね。
学校数が少なく通学が大変
現状、不登校特例校(学びの多様化学校)は地域差があり、そもそも通える範囲にないことが普通にあります。さらに定員制の学校も多く、希望しても入れない可能性があります。
情報を集めれば集めるほど「うちから通えないじゃん…」ってなることも、全然あるのです。
さらには、通学が遠い場合、子どもだけでなく親の負担も増えます。交通費、送迎時間、朝の準備、体調が崩れたときの対応…。これが積み重なると、親が先に疲れてしまうんですよね。
しかも、不登校の回復期は波があるので「行ける週」と「行けない週」が出るのも普通です。すると、通学計画も固定で組みにくい。ここを想定しておかないと、後から一気にしんどくなります。
- 片道の移動時間(ドアtoドア)
- 週の登校日数と、体調不良時の代替手段
- 保護者の送迎が必要な期間の想定
「通えるか」判断を甘くしないための視点
おすすめなのは、見学のときに「本番想定の動線」を試すことです。朝の時間に出発して、駅や乗り換え、混雑、学校までの徒歩、帰りの疲労感までを一回やってみる。
これだけで「これはいける」「これは無理かも」がかなり見えてきます。あと、雨の日・暑い日・寒い日など、条件が悪い日の負荷も想像しておくと、判断がブレにくいですよ。
さらに、通学に体力を使い切ってしまい、授業より移動で消耗してしまうことがあります。本人が「学校は嫌じゃないのに行けない」状態になると、自己肯定感が下がりやすいので要注意です。
学校の探し方や一覧の見方を整理したい場合は、「不登校特例校一覧と学校選びの見極め方」も参考になります。通学が難しい地域の人ほど、早めに情報を押さえておくとラクですよ。
費用や学費負担のデメリット

費用は家庭によって体感が大きく違うので、慎重に扱いたいところです。公立か私立か、分教室か本校か、サポートの手厚さや教材費、交通費で負担は変わります。
私立の場合は授業料や施設費がかかることもありますし、公立でも実費負担が出ることがあります。ここは、気合いでどうにもならない分、最初に「数字」に落とすのがいちばんです。
よくあるのが、月々の学費は大丈夫でも、入学金や施設費、教材端末、行事費、交通費、そして受験が絡むなら塾やオンラインの費用が乗ってきて「思ったよりキツい」となるパターンです。特に通学が遠い場合、交通費がじわじわ効いてきます。
そんなズレを生まないための、費用を確認するコツは、「月額」だけじゃなく、年間(12か月+初期費用+交通費+併用費)で見積もると良いでしょう。
費用項目と確認ポイントを、以下にまとめました。
| 費用項目 | 確認ポイント | 見落としがちな例 |
|---|---|---|
| 学費 | 授業料・施設費の有無 | 入学金、維持費 |
| 教材費 | 端末や教材の指定 | 追加教材、検定費 |
| 通学費 | 定期代、送迎の頻度 | タクシー利用、親の休み |
| 併用費 | 塾・オンラインの必要性 | 受験期の追加負担 |
「費用がかかる=悪」ではないけど…
費用をかけることで支援が手厚くなるなら価値がある、という考え方もあります。ただ、家庭が無理をしてしまうと、長期戦で続かないこともあります。
「子どものために頑張る」という気持ち自体はすごく分かるんですが、生活が崩れると支援が続かないんですよね。だから、続けられる範囲に落とすのが最優先です。
金額は学校や地域で大きく違うため、ここでの話はあくまで一般的な目安です。必ず各校の募集要項や公式案内で確認し、必要なら自治体や専門家にも相談してください。
費用面の不安が強いときは、見学の場で「追加費用が発生しやすい場面」まで聞くと安心です。聞きづらいかもですが、ここを曖昧にすると、後からしんどくなりがちです。
教員や支援体制の差
不登校特例校は「不登校に理解がある人が多い」傾向はありますが、学校によって支援の厚みはバラつきます。
カウンセラーの配置、連携体制、担任の経験、個別計画の作り方…ここが噛み合わないと、子どもがまたしんどくなることがあります。
正直、ここが合うと学校が安心基地になりやすいし、合わないと「また頑張れない場所」になってしまうでしょう。
先生が優しい、雰囲気が良い、というのは大事です。でも、それだけだと、担当が変わった瞬間に支援が薄くなることがあります。
特に注意したいのは、「担当の先生が変わったら登校が崩れた」というように、人に依存する形になってしまうケース。そのため、支援が仕組みとして回っているか、チームで見てくれるかを見極めるのが大事だと思っています。
- スクールカウンセラー等の配置頻度(常駐か、週1か)
- 欠席が続いたときのフォロー(連絡、面談、オンライン代替)
- 個別の学習計画と評価の方法
見学で見えにくい部分の確かめ方としては、支援体制はパンフレットに良いことが書いてあっても、実態が違うことがあるので、質問の仕方が大事です。
たとえば「欠席が続いた場合、具体的に何日目に誰がどう連絡しますか?」みたいに、運用を聞く。あるいは「個別計画は何を基準に作り、どの頻度で見直しますか?」とプロセスを聞く。
こういう聞き方だと、学校側も具体で答えやすく、こちらも実態が掴みやすいです。
ただし、「その時になったら考えます」「担任次第です」みたいに、支援が個人任せのニュアンスが強いときは、もう一段深掘りして確認した方が安心です。
また、支援につかれてしまい親がしんどいと感じる場合は、当サイトの「不登校の親がしんどい時の支援先とメンタルケア」の記事も役立つと思います。親の安定は、子どもの安定に直結しやすいです。
フリースクールとの違い

フリースクールは居場所や学びの場としてとても有力ですが、制度上は「学校」とは扱いが違うため、転校の扱いや卒業証明などで差が出ることがあります。
一方、不登校特例校は学校なので、在籍校が切り替わり、出席扱いなどの運用が整理されやすいのが安心材料になりやすいです。ただ、ここは「どっちが上」ではなく、目的が違うと捉えると選びやすいですよ。
制度面の違いが、安心感に直結しやすい
保護者としては、卒業や進学の見通しが立つことが安心材料になりますよね。特例校は学校なので、証明書類などの面で分かりやすい。
一方でフリースクールは、居場所としての自由度や、関わり方の柔軟さが強みになりやすいです。フリースクールの強みは精神的な自由度や関わり方の調整のしやすさにあることも多く、「学校という枠がしんどい」子には合う場合があります。
逆に、特例校は学校である以上、最低限のルールや枠組みは残ります。ここが「安心」になる子もいれば、「負担」になる子もいます。
つまりは、安心して学び直す学校が必要なら特例校、まずは居場所と回復を優先したいならフリースクール、という考え方で捉えると良いでしょう。
比較するときのチェック軸
それぞれを比較するときに「本人の回復」「学習の補強」「社会との接点」「親の負担」の4軸で見るのをすすめています。
どの選択肢も、完璧じゃありません。だからこそ、あなたの家庭が今いちばん守りたいものは何か、を軸にすると迷いが減りますよ。
どちらが正解というより、子どもの今の状態と、家庭が大事にしたい優先順位で選ぶのがいちばんです。選択肢を並べたうえで、本人の反応が良いものから試す、くらいの温度感でもいいと思います。
不登校特例校デメリットのまとめ
不登校特例校のデメリットは、学力や進学(高校受験)への不安、授業時間が少ないこと、社会性の経験幅、学校数が少なく通学が大変なこと、費用や学費負担、そして教員や支援体制の差に集約されやすいです。
この、デメリットの多くは「学校だけで完結させよう」としたときに大きく見えます。学校は安心して学びを再開する土台、学習の補強や進路対策は外部も含めて設計する、この発想に切り替えると、選択がかなり現実的になります。
つまり、デメリットは避けるものというより、設計で薄めるものでもあるんです。
- 目的:回復優先か、受験も同時に狙うか
- 負担:通学・費用・家庭学習の負担を継続できるか
- 支援:チームで見てもらえる体制か、代替手段があるか
- 逃げ道:合わなかったときの次の選択肢があるか
あなたの家庭にとっての「正解」は、ひとつじゃありません。焦りや不安が強いほど、選択を急いで決める方向に引っ張られがちです。でも、回復は段階です。今の子どもに合う形を、少しずつ整えていきましょう。

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