子どもが「不登校で高校受験をしないかもしれない」と感じているとき、親のあなたは頭の中にはいろいろな不安あると思います。
世の中の情報は「不登校だけど高校受験をがんばる」という方向に寄りがちで、高校に行かない生き方や高校に行かないメリットデメリットのような話は、まだまだ表に出てきにくいです。
学校側の説明も「とりあえず高校に行きましょう」が前提になりやすく、「高校にいかない」という選択肢の具体的なイメージまではなかなか教えてもらえません。
このページでは、「高校に行かないと将来どうなるのか」「高校に行かない人の割合はどのくらいなのか」といった素朴な疑問も含めて整理しつつ、進学しない選択をしても社会人としてちゃんと生きていけることを具体的にイメージできるようにしていきます。
また、もしゆるく勉強を続けながら精神的な元気も取り戻したければ、不登校専門の個別指導塾を活用するという現実的な選択肢があることも、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
あなたとお子さんの状況にすべてピッタリ当てはまる「正解」はないかもしれませんが、「こういう道もあるんだ」「こんな進め方ならできるかも」というヒントはたくさんあるので、一緒に拾い集めていくような感覚で読んでみてくださいね。
- 高校受験をしない場合にどんな進路があるか
- 高校に行かない生き方と社会での働き方のイメージ
- 中3不登校・勉強していない状態からの現実的なステップ
- 不登校専門の個別指導塾を活用するときの考え方と選び方
不登校で高校受験をしない進路とは

ここでは、不登校で高校受験をしないと決めたときに、実際どんな進路や生き方のパターンがあるのかを整理していきます。
高校にいかない生き方は「何もない」わけではなく、通信制高校や高卒認定、専門学校、就職など、いくつもルートが分かれているので、一緒に地図を描くような気持ちで見ていきましょう。
「高校に行かない=ずっと家にいる」ではなく、「別のタイミング・別の形で社会とつながる」イメージを持ってもらえると、だいぶ印象が変わるはずです。
高校にいかない生き方と社会での働き方
高校にいかない生き方というと、「この先ずっと不利になるんじゃないか」「正社員になれないのでは」と心配になりますよね。
ネット上の体験談でも「高卒以上が当たり前」と書かれていることが多く、親としては不安になって当然だと思います。
実際、統計的に見ると高卒以上のほうが就職の選択肢は広がりやすいのは事実です。ただ、中卒だからといって社会人としてやっていけない、というわけでは決してありません。
最初のスタートが中卒だったとしても、そこから数年かけて自分のペースで進路を作っていき、最終的には「好きな仕事に就いている」「安定した職場で働いている」というパターンもたくさんあります。
重要なのは、スタートの地点よりも、その後の数年をどう過ごすかなんですよね。
高校にいかない生き方の主なパターン
- 中学卒業後すぐにアルバイトや就職をして社会経験を積む
- 一度働きながら、後から通信制高校や高卒認定で学び直す
- 数年間はフリースクールや自宅をベースに、体調を整えつつ進路を考える
- 在宅ワークやデジタルスキル(デザイン・プログラミングなど)を独学し、仕事につなげていく
中卒で働き始めると、最初はアルバイトや非正規雇用が中心になることが多いです。ただ、その過程で人間関係や社会のマナー、仕事の段取りなど、「学校では学びにくい大事なスキル」を現場で身につけていきけます。
そこで自分の得意・不得意が見えてきて、「もう一度勉強して別の仕事を目指したい」と思ったタイミングで、高卒認定を活用して専門学校に進学する子もいます。
大事なのは「高校に行かなかった=一生詰んだ」ではなく、「一度立ち止まって別のルートを選んだだけ」という視点で考えることです。
進路は線ではなく、何本も枝分かれした「ルートの集合体」みたいなものなので、一時的に脇道に入っても、別のところから本線に戻ることはいくらでもできます。
また、最近はオンラインで完結する仕事も増えています。動画編集やライター、プログラミングなど、スキルさえ身につければ学歴よりも実績が重視される分野もあります。
「社会人として生きていく」ために大事な3つの力
- 人とコミュニケーションを取る力(話す・聞く・相談する)
- 自分の体調やメンタルを整えるセルフケアの力
- 最低限の読み書き・計算・ITリテラシー
これらは高校に行かなくても、日常生活やアルバイト、オンライン学習などを通じて育てていくことができます。高校進学はあくまで「そのための一つの手段」という位置づけで考えてみてくださいね。
将来の働き方は、今すぐ決め切る必要はありません。「今できる一歩はどこまでか」「これなら挑戦できそうか」を一緒に考えながら、少しずつ前に進んでいくイメージで大丈夫ですよ。
高校にいかない人の割合と今後の選択肢

ニュースや新聞では「高校等進学率は9割以上」という言葉をよく見かけるので、高校にいかない選択をすると「ものすごく少数派なんだろうな」と感じてしまうかもしれません。ここ、かなりプレッシャーを感じるポイントですよね。
文部科学省の「学校基本調査」では、中学校等卒業者のうち高等学校などに進学する割合(高校等進学率)が毎年公表されています。
直近のデータでも、高校等への進学率はおおむね9割後半で推移しており、「ほとんどの子が何かしらの形で高校等に進学している」ことがわかります。
つまり、多くの子が全日制高校に進みますが、残りの子は定時制高校や通信制高校、特別支援学校など、別の形で高等教育を受けているというイメージです。
この数字だけを見ると、「やっぱり高校に行かないなんて無理なんじゃ…」と感じてしまうかもしれません。
ただ、ここで大事なのは「全日制高校に行くかどうか」だけではなく、通信制高校や定時制高校、フリースクール、高卒認定などを含めた自分なりの進学・進路ルートをどう組み立てるかです。
高校等への主な進学・進路の種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 全日制高校 | 一般的な「ふつうの高校」。通学が前提で、日中に授業がある |
| 定時制高校 | 夕方〜夜間の授業が多く、働きながら通う生徒もいる |
| 通信制高校 | レポート・スクーリング中心で、自宅学習の比率が高い |
| 高卒認定+専門学校等 | 高校には在籍せず、高卒認定に合格してから専門学校や大学へ進む |
| 就職+学び直し | 一度就職してから、通信制高校や職業訓練などで学び直す |
高校にいかない人の割合だけを見て不安になるよりも、「うちの子はどのルートなら体調や性格に合いそうか」「今すぐ決められないなら、まずどこまで決めておけば安心か」を一緒に考えるほうが建設的です。
たとえば、「今年はあえて進学しないで体調とメンタルの回復を優先し、来年以降に高卒認定や通信制高校を考える」という選択も十分アリです。
高校受験に関する基本的な考え方を整理したい場合は、同じサイト内の「不登校の高校受験で焦らないための進学サポートガイド」も参考になります。
受験する・しないに関わらず、「どんな選択肢があるのか」を把握しておくと安心感が変わってきますよ。
高校に行かないで専門学校へ進む場合
「高校には行かないけれど、将来やりたいことはなんとなくある」というタイプの子には、専門学校への進学ルートがマッチすることがあります。
ゲーム・デザイン・アニメ・美容・調理・看護・保育など、興味のある分野について早めに学び始めるイメージ
好きなことがハッキリしている子ほど、「うまくハマると一気に元気になる」ことも多いです。
一般的には専門学校の入学条件に「高卒または高卒認定」が必要になることが多いので、高校に行かないで専門学校へ進む場合は、次のようなステップを踏むことが多いです。
| ルート | 概要 | こんな子に合いやすい |
|---|---|---|
| 高卒認定+専門学校 | 数年かけて高卒認定に合格し、その後専門学校に進学する | 自宅中心でマイペースに勉強したい、登校負担が大きい |
| 通信制高校+専門学校 | 通信制高校で高卒資格を取得し、その後専門学校へ進む | 高卒資格も取りたい、少しずつ学校生活にも慣れたい |
| 働きながら学び直し | アルバイトなどをしながら、夜間や通信制の専門学校に通う | 早めに働いて自立したい、学費を自分でまかないたい |
どのルートでも、「今すぐフルスピードで勉強し直さないと間に合わない」というわけではありません。体調とメンタルを優先しながら、ゆるく勉強を積み上げていけばOKです。
最初は中学内容の復習から始めて、少しずつ専門学校の入試レベルに近づけていくイメージで大丈夫です。
また、専門学校によっては「AO入試」や「自己推薦」のように、学力試験だけでなくやる気や適性を重視する入試方法を用意しているところもあります。
作品ポートフォリオや面接で評価してくれる学校もあるので、「テスト勉強が苦手だけど、好きなことならがんばれる」という子には大きなチャンスになることも多いです。
専門学校を目指すときの注意点
- 分野によって学費の目安が大きく異なる(設備が必要な分野ほど高くなる傾向)
- 就職率や卒業後のフォロー体制は学校ごとに差がある
- やりたい仕事の免許・資格が本当にその学校で取れるかを事前に確認する必要がある
入試条件や学費、奨学金制度は学校によって異なり、数値はあくまで一般的な目安として紹介されることが多いです。
最終的な条件や最新情報は、必ず各専門学校や公的機関の公式サイトを確認し、不安な点はオープンキャンパスや進学相談会で直接質問してくださいね。
進学を本格的に考える段階になったら、「何年後にどのレベルまで行きたいか」を逆算して、今やることを一緒に整理していくと見通しが立ちやすくなります。
ここで不登校専門の個別指導塾などを活用して、ゆるくでも継続して勉強できる環境を作ると、専門学校ルートはかなり現実的になっていきます。
高校にいかないとどうなる?将来像を整理

高校いかないとどうなる?という問いは、とてもストレートで、だからこそ不安も大きいですよね。
SNSやネットの掲示板では、極端な体験談や不安をあおる言葉も多く、「このままじゃダメになる」というイメージばかりが頭に残ってしまうこともあると思います。ここでは、「リアルな将来像」と「よくある誤解」を分けて整理してみます。
よくある不安は、以下の通りです。
- 一生アルバイトしかできないのでは…?
- 友だちもできず孤立してしまうのでは…?
- 結婚や家庭を持つのも難しくなるのでは…?
たしかに、高卒以上と比べると、最初の就職の間口は狭くなりやすいです。応募条件に「高卒以上」と書かれている求人も多いので、「応募したくてもできない」という壁にぶつかることはあるでしょう。
ただ、今は職業訓練校や就労支援、ジョブカフェや若者サポートステーションなど、公的なサポートも広がっています。
そういった支援機関を活用しながら、20代・30代になってから学び直しをして、正社員や手に職のある仕事に就いたケースも珍しくありません。
人間関係についても、「高校に行かない=一生孤立」というわけではありません。フリースクール、ボランティア、趣味のサークル、オンラインコミュニティなど、学校以外に人とつながる場はたくさんあります。
むしろ、「学校の同級生だけが人間関係のすべて」という縛りから解放されることで、自分と相性の良い仲間を見つけやすくなることもあります。
将来への不安をあおりすぎないことが大事
「このままだと将来ニートになるよ」「高校に行かないと人生終わりだよ」といった言葉は、子どもの自己肯定感を大きく傷つけます。将来の現実を伝えることも大切ですが、必要以上に不安をあおる言い方は避けたほうが良いと私は考えています。
追い詰められた状態では、冷静に選択肢を考える力そのものが落ちてしまうからです。
代わりに、「高卒じゃないと応募できない仕事もあるよ」「でも、そのぶん今の時間でこういう経験を積めると強みになるよ」といった形で、事実と可能性をセットで伝えてあげるのがおすすめです。
将来に対する解像度が少しずつ上がってくると、自分なりの選択を考え始めるきっかけになります。
不登校からの将来や進路全体については、より広く整理した記事もサイト内に用意していますが、まずは「高校にいかないと即アウト」ではないことだけでも、安心材料として頭の片隅に置いておいてもらえたらなと思います。
大事なのは、「高校に行かないから心配」ではなく、「高校に行かないとしたら、そのぶんどんな経験や学びを積み重ねていけそうか」という視点に少しずつ切り替えていくことです。
未来は一気に変える必要はなく、今日・明日・来月と、小さなステップで形作っていけば大丈夫ですよ。
高校に行かないメリット・デメリット解説
高校に行かないメリットデメリットを整理しておくことは、親子で話し合ううえでとても役に立ちます。「高校に行くか行かないか」の二択ではなく、「それぞれの良さと難しさ」を理解して選ぶイメージです。
ここを丁寧に言葉にしていくと、感情だけで動くのではなく、冷静な判断もしやすくなります。
高校に行かない場合のメリットは、以下の通りです。
- 朝早く起きて通学する負担が減り、体調とメンタルを整えやすい
- 学校行事や人間関係のストレスから一度距離を置き、心の回復に集中できる
- 好きなことや得意なことに使える時間が増え、将来の仕事のタネを育てやすい
- アルバイトやボランティアを通して、社会経験を早めに積むことができる
- オンライン学習や在宅ワークの準備など、「これからの働き方」に合うスキルをじっくり磨ける
一方で、高校に行かない場合のデメリットは、以下の通り。
- 高卒資格がないため、就職や転職で選べる仕事が限られやすい
- 同年代とのつながりを持ちにくく、孤立感や焦りを抱きやすい
- 周囲と違う進路であることへのプレッシャーや劣等感が生まれやすい
- 親子ともに「これで本当に良かったのか」と迷い続けやすい
- 家にいる時間が長くなりすぎると、生活リズムが乱れやすい
ここで大事なのは、メリットとデメリットを「親の価値観だけ」で判断しないことです。お子さんにとって一番しんどいのは何か、逆にどんな環境なら少しがんばれそうかを、一緒に話し合ってみてください。
親にとってのメリット・デメリットと、子どもにとってのメリット・デメリットは、意外とズレていることも多いです。
話し合いのときにおすすめの聞き方
- 「高校に行くメリットって、あなたの目線だと何がありそう?」
- 「高校に行かないメリットは?逆に不安なところは?」
- 「今の体調で、一番つらくなりそうなのはどんな場面?」
質問を投げかけたあとは、すぐに意見を言わずにまずは最後まで聞いてあげるのがポイントです。親が答えを先回りしないことで、子どもが自分の気持ちに気づいていくきっかけにもなります。
また、「今は高校に行かない」という選択をしても、後から通信制高校や高卒認定を通じて進学することもできます。選択をやり直せる余地があることを知っておくと、心の余裕も少し生まれますよ。
高校進学のプレッシャーが強すぎると、どうしても視野が狭くなりがちなので、「今決めるのはここまで」「これは数年後に改めて考えよう」という線引きを親子で共有しておくのもおすすめです。
最終的にどの道を選ぶにしても、「何となく流されて決めた」のではなく、「メリットとデメリットを理解したうえで、自分たちで選んだ」という感覚が残ると、その後の困難にも踏ん張りやすくなります。
不登校で高校受験をしない家庭の支え方

次に、不登校で高校受験をしないと決めたときに、家庭でどう支えていけばいいのかをまとめていきます。
中3の不登校で勉強してない状態からスタートすることも多いので、「今からでもできる小さな一歩」と「専門家や不登校専門個別指導塾の力を借りるタイミング」について具体的にお話ししていきます。
「進路」「勉強」「メンタル」の3つを、全部いっぺんに完璧にしようとしないことがポイントです。
中3の不登校で勉強してない今からできること
「中3の不登校で勉強してない」という状況は、親としてはかなり焦りますよね。通知表や模試の結果を見ると、つい「このままじゃ高校どころか将来も危ない」と思ってしまうかもしれません。
ただ、この状態でいきなり「毎日5時間勉強しよう!」はまずうまくいきません。最初の目標は、「勉強のハードルを下げて、机に向かう体験を少しずつ増やすこと」です。
今日からできるミニステップを、以下に紹介します。
- まずは1日5分だけ、好きな教科やアプリ学習に触れてみる
- 漢字ドリルや簡単な計算など、「できそう」と思えるレベルから始める
- 勉強時間よりも「座る」「テキストを開く」行動を褒める
- 体調がつらい日は、勉強の代わりに読書や音声学習など負担の少ないものに切り替える
この段階では、難しい問題を解けるかどうかよりも、「勉強=しんどいだけの時間」から「案外ちょっとはできるかも」にイメージを変えていくことが大切です。
勉強内容よりも、「学びに触れる時間」と「成功体験の積み重ね」のほうがずっと重要なのです。
- 「今日は何分できそう?」と本人に決めてもらう
- 終わったら「よくやったね」と結果ではなく「取り組んだこと」を評価する
- 調子が悪い日は、無理に勉強させず休むことを認める
- テストや偏差値の話より、「昨日より少しできたこと」に注目する
つい「こんなんじゃ足りない」と感じてしまうかもしれませんが、ゼロからいきなり100にはいけません。まずはゼロから1を作ること、その1を少しずつ増やしていくことが、長い目で見ると一番効きます。
勉強のペースを整えるための工夫
- タイマーを使って「5分だけ集中→休憩」のサイクルを作る
- リビングなど、親の目が届く場所で一緒に机に向かう
- YouTubeやアプリなど、子どもが興味を持ちやすい教材から入る
必ずしも「教科書からスタート」しなくても大丈夫です。むしろ最初は、ゲーム感覚でできる教材のほうがハードルが低くて続きやすいですよ。
勉強しない将来への不安が強いときは、より詳しい考え方をまとめた「不登校で勉強しない子どもの将来に関するガイド」も参考になると思います。「今すぐ完璧にやらなくても大丈夫」という視点を持っておくと、親子ともに少し楽になりますよ。
「中3なのに」「受験生なのに」という言葉が頭に浮かぶかもしれませんが、まずはお子さんの心と体の安全基地を整えることが最優先です。そのうえで、小さな学びの習慣を積み重ねていけば、進路の選択肢は後からでも広げていけます。
不登校で高校受験しない親の焦りとの向き合い方

子どもが不登校で高校受験しないかもしれない…となったとき、一番大きく揺れるのは、もしかしたら子ども本人より「あなた(親)」の気持ちかもしれません。
「このままでいいのかな」「将来、本当に大丈夫?」という不安がふっと湧き上がってきたり、家族や親戚からの何気ない一言が心に刺さったり…。その気持ち、本当に自然なことですし、あなたが悪いわけでもありません。
まず、焦りの正体を整理してみると、次のようなものが多いなと感じています。
- 同じ学年の子が受験準備をする中で「取り残されている気がする」
- 子どもが何を考えているのか分からず、不安が積み重なる
- 将来に関する情報が少なく、「このまま進んでいいのか」判断できない
- 周囲からの目や親戚の何気ない言葉がプレッシャーになる
焦りというのは、実は「未来が見えないこと」から強く生まれます。だからこそ、進路の情報や支援の選択肢を知ることは、子どもだけでなく親にとっても大きな安心材料になります。
- 信頼できる専門家(学校、支援センター、塾など)に現状を聞いてもらう
- 「今の時点での最悪のシナリオ」を書き出し、そこから脱する方法を考える
- 子どもの状況と成長を、短期間ではなく「年単位」で見るように意識する
- 他の家庭と比較するのをやめるために、SNSや情報をいったん遮断する
焦りの裏にある「親としての願い」を大切にする
多くの親御さんがそうなのですが、焦りの奥には「子どもに幸せになってほしい」という願いがあります。だからこそ、今の状況がその未来から遠ざかってしまうのでは…と怖くなるんですよね。
大切なのは、その願いを「焦りのエネルギー」にしないことです。焦りはどうしても「急がせる」「正そうとする」という行動につながり、子どもをさらに追い込みやすくしてしまいます。
意識としては、焦りを消さなくてもいいから、子どもにはぶつけないくらいの距離感でOKです。
不登校で高校受験しないとなると、「親としてどこまで手を出すべきなの?」という悩みもよく出てきます。私は、次の3つだけ押さえておけば十分だと思っています。
- 子どもの話を否定せずに聞く
- 安全と生活のリズムを最低限守る
- 専門家につなげるタイミングを見失わない
進路の最終決定や、勉強のペース配分、どの塾や支援を使うかなどは、親が一人で背負う必要はありません。むしろ、専門家と一緒に分担しながら考えていくほうが、結果的にうまくいくことが多いです。
ゆるく学べる不登校専門個別指導塾とは

「一人だとどうしても勉強が進まない」「親が教えるとケンカになってしまう」という場合、ゆるく学べる不登校専門個別指導塾はかなり心強い選択肢になります。
ここでいう不登校専門個別指導塾とは、単に成績アップを目指す塾ではなく、不登校の背景やメンタル面を理解したうえで、勉強と心のケアを両方サポートしてくれる場所のことです。
一般的な塾との違いは以下の通り。
- 出席状況やメンタルの波を前提に、スケジュールを柔軟に調整してくれる
- 「行けない日」があっても責めず、オンライン振替などでフォローしてくれる
- カウンセリング的な対話や、進路相談に時間を割いてくれることが多い
- 定期テストや受験だけでなく、「生活リズムを整える」「昼夜逆転を少しずつ戻す」といった目標も一緒に考えてくれる
不登校の生徒に共通することとしては、「勉強の再開=自己肯定感の回復」という側面が大きいです。「自分はもうダメだ」と思い込んでいた子が、「あれ、思ったよりできるかも」と感じられた瞬間から、表情や姿勢が少しずつ変わっていきます。
- 中学内容の総復習(特に英語・数学の基礎の立て直し)
- 通信制高校や高卒認定を見据えた学習プラン作成
- 進路相談(「そもそも高校に行くべきかどうか」から一緒に考える)
- 親御さん向けの面談や相談(家庭での関わり方・声かけのアドバイス)
もちろん、塾に通うかどうかは強制ではありません。ただ、「完全に何もしない」か「高校受験にフルコミットするか」の二択ではなく、「ゆるく勉強しながらメンタルも整える中間地点」として、不登校専門の個別指導塾を選ぶのはかなり現実的な選択肢だと考えています。
こんなサインが見えたら塾を検討してもいいかも
- 家での勉強を提案するとケンカになってしまうことが多い
- 親の前だと「できない自分」を見せたくなくて、素直になれない様子がある
- 第三者になら、少し本音を話せていそうな雰囲気がある
- 本人が「一人だと無理だけど、誰かと一緒ならやれるかも」と口にしている
不登校専門個別指導塾は、「勉強をがんがん進める場所」というより、「安心して失敗できる場所」「少しずつ再スタートを切るための練習場」というイメージでとらえてもらえると良いかなと思います。
「塾に行く=本気で受験する」ではないので、まずは体験授業やオンライン面談などで雰囲気を確かめてみるのもおすすめですよ。
不登校専門の個別指導塾を、以下に2つ紹介します。
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| キズキ教育塾 | 不登校・高校中退などに対応する完全1対1の担任制。110分授業で、通塾・オンラインを自由に選択可能。学び直しと進路支援を一体化し、大学受験・定時制・通信制進学まで幅広く対応。 |
| ティントル | 不登校専門のオンライン個別指導。30分単位で授業を設計でき、録画による復習機能も備える。講師と専任サポートチームが連携し、学習支援とメンタルケアを両立する仕組み。 |
不登校で高校受験をしない決断のまとめ
- 不登校で高校受験をしない選択をしても、社会人として生きていくルートは複数ある
- 高校に行かない生き方にはメリットもデメリットもあり、「どれを重視するか」は家庭ごとに違っていい
- 中3不登校勉強してない状態からでも、ゆるく学び直すことで進路の選択肢は広げられる
- 不登校専門の個別指導塾は、「勉強」と「メンタルの回復」を両立させたいときの強い味方になる
不登校高校受験をしないという言葉だけを見ると、どうしてもネガティブなイメージが先に立ちがちです。でも実際には、「時間をかけて自分に合うペースを取り戻すための選択」でもあります。
親としてできるのは、「こうしなさい」と方向を決めつけることではなく、子どもの今のしんどさを尊重しながら、一緒に現実的な選択肢を探していくことだと私は思っています。
あなたとお子さんが、「これならやっていけそうだね」と感じられるペースと進路を、一緒に見つけていけますように。焦らなくて大丈夫です。一歩ずつ、一緒に考えていきましょう。

コメント