不登校の原因・理由はひとつに決められなくて、小学生・中学生・高校生で見え方も変わります。とくに中1で増えやすい話や、不登校は何日から数えるのか、30日基準の意味も混乱しやすいところです。
さらに、出席扱いの考え方、教育支援センターや適応指導教室、フリースクールの使い分け、相談窓口の探し方も一緒に押さえておくと安心です。
うつや不安、起立性調節障害みたいな体調面、発達障害やグレーの特性、内申・受験・進学への影響、復帰や再登校、長期化してひきこもりに近づく不安まで、気になる点は多いと思います。
この記事では、数字の見方と全体像を整理しつつ、親の対応や接し方のコツも含めて、次に何をすればいいかまで繋げます。
- 不登校がなぜ増えたのかを統計で整理
- 学年・地域で増え方が違う理由を把握
- 原因の見立てと家庭での初期対応
- 出席扱い・相談先・学びの選択肢を理解
不登校がなぜ増えた?最新統計で見る現状

まずは「いま何が起きているか」を、数字と傾向でサクッと整理します。原因探しを急ぐ前に、全体地図を持っておくと、あなたの判断がぶれにくくなりますよ。ここは感情の話というより、状況把握のパートです。
10年推移とコロナの影響
まず押さえて欲しいのは、不登校の増え方は10年以上の長い波と、コロナ禍の数年の波が重なっている点です。短期の出来事だけで説明しようとすると、どうしてもズレやすいんですよね。
最新の公表では、小・中の不登校は35万人規模まで増えています。これは「急に」増えたというより、じわじわ積み上がってきたものが、ある時期に加速して見える、そんなイメージが近いかなと思います。
もう少し丁寧に言うと、コロナ禍は生活リズムや対人関係の作り方を変えました。学校の時間割・行事・部活・休校や分散登校など、環境が安定しない時期が続いたので、心身の揺れが出やすい子にとっては負荷になりやすかったです。
一方で、「行けないなら無理に行かせない」という支援的な見方も広まり、結果として欠席が長期化しやすい面もあり得ます。これって、良い悪いの単純な話じゃなくて、困っている子を早く可視化して支援につなぐという意味もあるからです。
ただ、増加はずっと同じ勢いではなくて、直近は増加幅が鈍ってきたとも読めます。ここは安心材料でもある一方、「増えた・減った」を単純に原因だけで断定しないのが大事です。
数字や用語の扱いは、まず一次情報で確認するのがいちばん安全です。ニュースやSNSの要約は便利だけど、注記が省略されがちなので、ここだけは公式を押さえておくと安心ですよ。
推移データは「社会の変化」と「学校側の把握の仕方」も含めて動きます。だから、増加の原因を1つに決める材料というより、どの時期に何が重なったのかを見る材料として使うのがおすすめです。
| 年度 | 小・中 不登校計 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 不登校 |
|---|---|---|---|---|
| H26 | 122,897 | 25,864 | 97,033 | 53,156 |
| H27 | 125,991 | 27,583 | 98,408 | 49,563 |
| H28 | 133,683 | 30,448 | 103,235 | 48,565 |
| H29 | 144,031 | 35,032 | 108,999 | 49,643 |
| H30 | 164,528 | 44,841 | 119,687 | 52,723 |
| R1 | 181,272 | 53,350 | 127,922 | 50,100 |
| R2 | 196,127 | 63,350 | 132,777 | 43,051 |
| R3 | 244,904 | 81,498 | 163,442 | 50,985 |
| R4 | 299,048 | 105,112 | 193,936 | 60,575 |
| R5 | 346,482 | 130,370 | 216,112 | 68,770 |
| R6 | 353,970 | 137,704 | 216,266 | 67,782 |
(出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」)
小学生・中学生と中1ギャップ

体感としてもデータとしても、小学校の高学年から増えやすく、中1で段差が出やすいです。私はこの段差を「環境の急変」として見ます。ここ、あなたの家庭でも「まさにそれ…」ってなる人が多いはず。
小6まではなんとか回っていたのに、中1で急にしんどくなる。これは本人の気合いが足りないというより、求められるスキルが一段上がるからです。
中1で負荷が上がる理由として、小学生のときは担任中心で動くことが多いのに対して、中学生は教科担任制で関わる大人も増えます。授業スピードや評価の仕組みも変わり、定期テストで「点数」が明確に出てきます。
また、提出物の量・期限管理・部活・塾、そしてクラス内の人間関係も一気に広がる。ここで、頑張り方が分からなくなる子が出やすいんですよね。
さらに、移行期は「周りが新しい環境に合わせて動き出す」ので、取り残される感覚が強くなりやすいです。本人は言語化できなくても、内側では「できないのがバレるのが怖い」「失敗したら終わる気がする」みたいな不安が膨らみがちです。
だから、親が「行けるでしょ?」と軽く言うほど、本人は追い詰められることもあります。
以下のように負荷になっている場面を小さく切ると、学校と相談しやすくなります。
- 時間:朝がきつい?特定の曜日?
- 場所:教室?廊下?体育?
- 人:特定の子?先生?大人数?
- 課題:提出物?テスト?発表?
「原因を一発で当てる」より、調整できるところから下げていく方が進みやすいです。たとえば、朝の時間だけ別室、授業は2時間目から、提出は写真でOK、みたいな形ですね。最初から完璧を狙わず、戻れるラインを作るのがコツです。
地域差と教育支援センター
地域によって不登校の割合に幅があります。これは「その地域の子が弱い」みたいな話ではなく、相談資源の整備、学校の運用、保護者が相談しやすい空気など、複数が絡みます。
ここ、誤解されやすいので丁寧に言うと、地域差は子どもの性質の差というより、支援へつながる導線の差として表れることが多いです。
例えば、教育支援センターが整っている地域は、学校が「外部資源につなぐ」運用に慣れていて、保護者も相談先を知っていることがあります。
逆に、支援が点在していて情報がまとまっていない地域だと、親が抱え込みやすい。抱え込むほど欠席が長期化しやすく、結果として不登校として計上されやすい、という動きもあり得ます。
つまり、数字が高い地域は「問題が大きい」というより、困りごとが顕在化しやすい側面もあるんですよね。
教育支援センターの使いどころ
困ったときにおすすめの公的な選択肢は、教育支援センター(適応指導教室)です。学校に行く・行かないの二択にせず、学びと人との接点を細く長く繋ぐ役割を担えます。
ここでのポイントは、復帰のための場所だけじゃないってこと。本人の状態が落ちているときは、まず「安心して過ごせる」「小さく成功体験を積める」ことが価値になります。
よくある誤解として、「教育支援センターに通う=学校復帰が絶対」と思われがちですが、実際は「今の状態で無理なく学びをつなぐ」ための場として機能します。復帰のタイミングは人それぞれで大丈夫です。
関連記事として、教育支援センターを含む居場所の考え方は、「不登校小学生の居場所ガイド|家庭以外の支援」も合わせて読むと整理しやすいでしょう。
不登校は何日から?30日基準

不登校は「学校に行けていない状態」の総称として使われがちですが、統計上は年度で30日以上の欠席が基準になります(病気や経済的理由などを除く扱い)。ここ、言葉が一人歩きしやすいんですよね。
あなたが気にしているのは「うち、もう不登校なの?」ってところだと思います。でも、ラベルを貼ることより、支援が始まるタイミングの方が大事だと思っています。
ここで大事なのは、30日になった瞬間に急に重くなるわけじゃないことです。むしろ、欠席が断続して積み上がる過程に支援の分かれ道があります。
ありがちなのは、「今月は行けた日もあるから大丈夫」と様子見が長引いて、気づいたら30日を超えていたパターン。これは親が悪いわけじゃなく、判断が難しいから起きるんです。
そのため、日数そのものより、欠席の背景にある負荷が下がっているかを見ましょう。休むことで少し元気になるなら、休み方は正しい可能性があります。
でも休んでも回復せず、どんどん不安が増えるなら、休み方を調整したり、外部の支援に早めにつなぐサインかもしれません。
- 朝だけ極端にしんどい日が増える
- 日曜夜〜月曜朝に腹痛や頭痛が出る
- 宿題や提出物の遅れが続く
- 学校の話題で固まる・怒る・黙る
学校と話すときの段取り
この段階で、学校と「負荷を下げる案(別室、時間短縮、課題の調整など)」を相談しておくと、長期化のリスクを下げやすいです。学校への連絡は、最初から完璧に説明しようとしなくて大丈夫。
まず「現状(いつから/頻度/体調/困っている場面)」だけ伝えて、次に「家庭でやっていること(起床/食事/学習/受診の有無)」を共有します。最後に「学校側で可能な調整」を聞く。これで十分進みます。
動き方の目安の例を、以下にまとめます。
| 段階 | よくある状態 | 家庭の優先 | 学校に相談すること |
|---|---|---|---|
| 初期 | 欠席が点で増える | 体調確認と安心づくり | 別室・時間短縮など調整案 |
| 蓄積期 | 欠席が断続で続く | 生活リズムの支え | 学習負担の調整・連絡役の明確化 |
| 長期化 | 外出も減りやすい | 孤立防止と小さな外出 | 教育支援センター等の接続・出席扱い検討 |
高校生の不登校と中退
高校生の場合は、単位や進級の仕組みが絡むので、心配が一気に現実味を帯びます。あなたも「このまま中退になったら…」って不安になりますよね。でも、焦って押すと逆効果になりがちです。
高校は「自己管理前提」の場面が増えるぶん、しんどくなったときに立て直しのルートを作っておかないと、本人が孤立しやすいんですよ。
高校になると、授業の欠席が積み上がると評価や単位に影響しやすいです。そこで本人の中に「もう取り返せない」という感覚が生まれると、一気に動けなくなることがあります。
ここで親が「行けば何とかなる」と押しても、本人が感じている現実(遅れ・不安・人間関係)とのズレで、会話が噛み合わないことが多いです。
そのため、まず詰まりを言語化するところから入りましょう。
「教室が無理」なのか「朝が無理」なのか「提出が無理」なのか…
ここが違うと対策も変わります。朝が無理なら生活リズム支援が中心だし、教室が無理なら別室や保健室、オンラインの活用など、場の調整が効きやすいです。
学びの継続ルートを複線化する
私がポイントだと思うのは、学びの継続ルートを複線化すること。学校内の別室や保健室、学校外の学び、オンライン学習など、「今できる形」で繋ぎ直す発想です。
ここで大事なのは、いきなりフル登校に戻すことではなくて、途切れた糸を結び直すこと。週1の登校でも、短時間の登校でも、外部の学びでも、本人にとっての「前進」を作れると、気持ちが戻りやすいです。
- 進級・単位の話は情報整理として共有し、責めない
- 学校連絡は親が主導し、本人の負担を減らす
- 短時間でも外に出られるルートを一緒に作る
- 「今日は何点できた?」より「今日は何が一番しんどかった?」
出席日数や受験との関係が気になる場合は、「不登校の高校受験で出席日数が少ないのは不利?」も参考になります。
不登校がなぜ増えたのか要因と対策

ここからは「なぜ増えたのか」を、家庭・学校・社会・個人・制度の絡みとして整理しながら、家庭での動き方まで落とし込みます。
結論だけ急いで決めなくて大丈夫。できる順に整えればOKです。大事なのは、あなたが一人で抱え込まないことですよ。
無気力・生活リズム不調
学校が把握する情報の中で多いのが、無気力や生活リズムの不調です。これは、「怠け」ではなくエネルギーが落ちているサインとして扱います。
本人だって好きで崩しているわけじゃないことが多いし、むしろ「頑張ろうとしても体が動かない」みたいな感覚に近いこともあります。
昼夜逆転、朝だけ極端にしんどい、休むと少し元気になる。こういう波があるときは、まず回復の土台を作るのが先です。ここで「早く戻さなきゃ」と焦ると、本人の罪悪感が増えて、余計に動けなくなることがあります。
そのため、登校を目標から一旦外して、回復を優先に置くことを勧めます。
生活リズムを整えるって言うと、「早寝早起きしなさい」になりがちです。でもそれでうまくいく家庭は少ないです。正面突破より、周辺からじわっと整える方が成功しやすい。
たとえば、起床の時刻より、起床後にできること(顔を洗う、飲み物を飲む、光を浴びる)を小さく固定する。これだけで体内時計が少しずつ戻りやすいです。
- 起床時間より「起きる前後の安心」を優先する
- 朝いちの会話は指示より体調確認に寄せる
- 食事と入浴を「一日のアンカー」にする
- 学校連絡は親が受け持ち、子どもの負担を減らす
無気力が強い時期は、本人の中で「やる気を出したいのに出ない」という葛藤が起きていることがあります。だから声かけは、評価より確認が効きます。
「今日、何ができそう?」より「今日、何が一番しんどい?」の方が返事が出やすいことが多いです。返事がなくても大丈夫。聞く姿勢を出すだけでも、孤立感は薄れます。
不安や抑うつ

不安や抑うつが強いと、学校の刺激(人の視線、音、評価、時間割)が一気に重たくなります。本人は「行きたくない」より「行けない」に近いことも多いです。
ここ、親としてはつい「考えすぎだよ」「大丈夫だよ」って言いたくなるんですが、本人の体感としては大丈夫じゃないから苦しいんですよね。だから私は、安心させるより先に、安心してもらう感じを大事にします。
不安って、対象がぼんやりしているほど大きくなります。だから、細かく分けるのがコツです。
「学校が怖い」でも、教室が怖いのか、先生が怖いのか、テストが怖いのか、昼休みが怖いのかで対策が変わる
ここは親が尋問っぽくなると逆効果なので、「もし言えたらでいいんだけどさ」と前置きして、少しずつ聞くのがいいです。
返事がない日もあります。そんなときは「そっか、言いたくなったらでいいよ」で引く。引くことで、次の日に少しだけ話せるようになることもあります。
不安が強い時期に親がやりがちなNG行動は、以下の通りです。
- 原因探しを急いで本人を追い詰める
- 「みんな行ってる」で比較する
- 将来の話を一気に詰める
- 親の不安をそのままぶつける
発達障害グレーと特性
発達障害の診断がある・ないに関わらず、グレーの特性を含めて「学校環境と合いにくい」子はいます。たとえば感覚過敏、切り替えの苦手さ、同時処理の負荷、曖昧な指示の苦手さなどですね。
ここは親が気づきにくいことも多いです。家では落ち着いているのに、学校だと崩れる。これは甘えというより、環境の刺激量が違うことが原因になりやすいです。
そこで大事な考え方は、本人の努力量ではなく環境調整で負荷を下げること。座席、課題の量、提出の形、声かけ役、別室の活用など、学校と一緒に調整しやすい項目は意外とあります。
たとえば、口頭指示が苦手なら、短いメモで指示をもらう。提出が負担なら、期限を分割する。音がつらいなら、静かな場所で過ごせる時間を作る。こういう調整って、特別扱いじゃなくて、合理的配慮の考え方に近いです。
特性が関わるときの親の役割は「診断をつける」じゃなくて、「困っている場面を具体化する」ことです。いつ、どこで、何が起きたときに崩れるのか。これをメモしておくと、学校や支援機関と話すときに一気に進みます。
本人に聞くのが難しい場合は、親が見えている範囲でOKです。
特性が絡むと「できる日・できない日」の波が大きくなりやすいです。波がある前提で、短いスパンで微調整する方がうまくいきます。週単位より、2〜3日単位で見直すくらいの感覚が合うこともありますよ。
いじめ・SNSと友人関係

いじめが表に出るケースもあれば、本人が言えずに抱えているケースもあります。そのため、数字だけで「いじめは少ない」と決めつけられません。
むしろ、いじめが原因のときほど、本人は「言ったらもっと悪くなる」と感じて黙ることもあります。ここ、親としては一番怖いところですよね。
また、SNSは便利だけど、比較や既読、グループの空気で疲れる子もいます。友人関係の悩みは、学校の中だけで完結しない時代です。
夜でも繋がってしまうから、休む時間が取れない。結果として睡眠が崩れて、翌日の登校がさらにしんどくなる。こういう連鎖も起きます。
ここでの対策はシンプルで、安全確認と見える化が大切です。誰と・どの場面で・何がしんどいのかを、責めずにメモしていく。学校に伝えるときも具体的になって、対応が早くなります。
例えば「いじめかもしれない」だと学校は動きにくいけど、「休み時間に〇〇と言われた」「LINEで〇〇が続いている」「この時間帯に腹痛が出る」と具体になると、介入がしやすいです。
- まず本人の安全(自傷のリスクや極端な落ち込みの有無)を確認
- 学校には事実ベースで共有し、対応窓口を一本化
- SNSは取り上げるより、使い方のルールを一緒に作る
- 本人の居場所を複線化して孤立を減らす
経済不安と家庭ストレス
統計上「経済的理由」が前面に出にくくても、家計の不安が家庭の雰囲気に影響することはあります。親が余裕を失うと、声かけが尖りやすいんですよね。これは誰でもそうです。
ここで大事なのは、「親が悪い」と自分を責めないこと。責めるほど余裕が減って、悪循環になります。
具体的には、共働きで時間が取れない、相談に行く余裕がない、休ませたくても仕事の調整ができない。こういう形で、支援につながるスピードが落ちます。
結果として欠席が長期化しやすくなる。これは家庭の頑張りの問題というより、社会の構造の問題に近いです。
そこで大切になるのが、子どもを立て直す前に家庭の呼吸を整えること。大きな決断を急ぐほど、疲労が増えます。だから、できるだけ運用で乗り切る。
学校連絡は親がまとめる、食事は完璧を狙わず固定のメニューを作る、家事は省エネ化する、など
こういう地味な工夫が、長期戦ではめちゃくちゃ効きます。
もしフリースクールなど費用が絡む選択肢を検討するなら、自治体の補助や支援制度がある場合もあるので、必ず公式情報を確認してください。
COCOLOプランやフリースクール相談

近年、「無理に登校させる」よりも、学びを止めないことと子どもが安心できる居場所を確保することを重視する流れがはっきりしてきました。その代表例が、文部科学省が打ち出しているCOCOLO(ココロ)プランです。
COCOLOプランは、不登校の子どもを「学校に戻すこと」だけをゴールにせず、学校内外を含めた多様な学びの場を保障することを柱にしています。
具体的には、校内教育支援センターの整備、教育支援センター(適応指導教室)との連携、ICTを活用した学習、関係機関とのチーム支援などが明記されています。
- 不登校は「問題行動」ではなく支援が必要な状態
- 無理な登校指導より学びと居場所の保障を優先
- 学校・家庭・外部機関が連携するチーム支援
- 校内外の多様な学びを前提とした制度設計
この方針は、文部科学省の公式資料でも明確に示されています。(出典:文部科学省「不登校対策(COCOLOプラン)」)
この流れの中で、フリースクールも「学校の代わり」ではなく、回復と学び直しのための足場として位置づけられるようになってきました。
安心できる大人がいること、自分のペースで学べること、人との関わりを少しずつ取り戻せること。こうした要素が、結果的に次の進路や再登校につながるケースも少なくありません。
ここで大事なのは、「どこに通わせるか」よりも、あなたの家庭が今なにを一番優先したいのかをはっきりさせることです。
学習の遅れを補いたいのか、生活リズムを整えたいのか、対人関係のリハビリをしたいのか。目的が整理できると、フリースクールや公的支援の選び方も自然と絞れてきます。
フリースクールと学校制度側の選択肢を比較したい場合は、当サイトの「不登校特例校とフリースクールの違い」も参考になりますよ。
親の対応と再登校、不登校がなぜ増えたのかまとめ
最後にまとめると、不登校がなぜ増えたのかは、ひとつの理由に絞れる話じゃありません。
心身の不調(不安・抑うつ、生活リズム)に、学校の負荷(学業、関係性、移行期)と、社会の変化(コロナ禍、情報環境)が重なって、欠席が長期化しやすくなった面が大きいです。
加えて、支援重視の考え方が広まり「無理に登校させない」が選択肢として定着したことで、不登校状態が可視化されやすくなった側面もあると思います。
そこで、いちばん大事なのは「原因当て」より、孤立を防ぎつつ学びを繋ぐこと。再登校はゴールじゃなく、回復のプロセスのひとつです。
家庭でできる範囲をやりつつ、学校—家庭—外部機関を早めに接続して支援を複線化していきましょう。
- 学校に「現状共有」と「調整案相談」を入れる(親が窓口でOK)
- 生活のアンカー(食事・入浴・光)を1つ決めて継続
- 本人の安心を優先し、問い詰めより状態確認に寄せる
- 外部資源(教育支援センター等)を早めに調べる

コメント