高校受験の失敗と不登校が重なってしまうと、この先どうなるのか、本当に立ち直れるのか、不安で頭がいっぱいになりますよね。
高校に行きたくないという言葉が出てきたり、受験失敗その後を夜な夜な検索してしまったり、不登校高校進学はもう無理なんじゃないかと感じている親御さんも多いと思います。
一方で、通信制高校や定時制高校、高卒認定、再受験や高校浪人、サポート校やフリースクールなど、聞いたことはあるけれど、実際に自分たちのケースで使えるのか、どんな違いがあるのかが分からず、モヤモヤしている方も多いでしょう。
このページでは、そんなあなたとお子さんに向けて、高校受験の失敗と不登校が重なったときに何が起きているのか、そしてそこからどんな進路や学び直しのルートが開けるのかを、できるだけ分かりやすく整理していきます。
高校に行きたくないという気持ちも、不登校高校進学の不安も、通信制高校や定時制高校、高卒認定、再受験や高校浪人、サポート校やフリースクールなどの具体的な選択肢と一緒に見ていくと、「まだできることがこんなにあったんだ」と感じられるはずです。
そして、学び方の選択肢だけでなく、心を立て直すことも同じくらい大切です。そこで、不登校専門の個別指導塾という、勉強とメンタルケアを同時に支えてくれる存在についても、詳しくお伝えしていきます。
「どこから手をつければいいの?」という状態から、「じゃあ、まずこれをやってみようか」と親子で話せるところまで、一緒に整理していきましょう。
- 高校受験の失敗と不登校で何が起きているのか
- 受験後から不登校期にかけての心の変化と向き合い方
- 通信制高校や高卒認定など進路の選択肢と特徴
- 不登校専門個別指導塾を活用して学び直す具体的なイメージ
高校受験失敗と不登校の現実

まずは、高校受験の失敗と不登校が重なったとき、子どもと親の心の中で何が起きているのかを整理していきます。
ここを押さえておくと、これからの対応や声かけの軸がブレにくくなりますし、進路選びでも「無理をさせない」「でも可能性は閉じない」というバランスを取りやすくなります。
感情の揺れを「ダメなこと」と捉えるのではなく、「大きな出来事があったからこその自然な反応」と理解していくことがスタートになりますよ。
人生終了と感じる親子の本音
高校受験に失敗した直後、子どもから「もう人生終了だ」「終わった」といった言葉が出てくることはめずらしくありません。親としても胸が痛みますし、「そんなことないよ」と言い聞かせたくなりますよね。
ただ、その「人生終了」という言葉は、本当に人生が終わったという意味ではなく、子どもの中で「今まで頑張ってきたものが一気に崩れたショック」の表現なんです。
中学生にとって高校受験は、これまでの人生で一番大きな「評価される場」です。テストの点数、内申、模試の判定、志望校決め…。
ずっと「合格ライン」を意識させられ続けた1〜2年の集大成が、合否という一文字で区切られてしまいます。その瞬間、まるで自分の価値がすべて否定されたように感じてしまうのは、ごく自然な心の反応かなと思います。
親側も、「もっと早く対策していれば」「あのとき塾を変えていれば」と、自分を責める気持ちが湧き上がってくることがあるでしょう。
そこでいきなり「次の受験に向けて頑張ろう!」と切り替えを求めても、まだ心の準備ができていないことがほとんどです。まずは、「落ち込んでいる時間も必要なプロセス」だと理解してあげてください。
もし、何か声をかけるとしたら、「今はしんどいよね。しばらくは、ゆっくり休みながらこれからのこと考えていこうか。」というくらいの柔らかい言葉で十分です。
すぐに元気にならなくても大丈夫。「人生終了」という言葉の裏に、「それくらい頑張ってきたんだ」という事実がちゃんと隠れていることを、親であるあなたが覚えておいてあげてくださいね。
立ち直れない気持ちの正体

「時間がたてば立ち直れるはず」と期待していても、何週間、何か月たっても気分が上がらず、布団から出られない状態が続くことがあります。
朝になると頭では「起きなきゃ」と分かっていても、体が動かない。ゲームや動画は見られるけれど、勉強や外出となると急に重たく感じる。ここまで来ると、親としても「いつになったら元に戻るんだろう」と不安になりますよね。
この「立ち直れない」感覚の正体は、一言でいえば心のエネルギー切れです。受験勉強の長期的なプレッシャー、合否の結果、友だちや先生との比較、家族の期待へのプレッシャー…。
見えないところで少しずつエネルギーが削られていき、結果として「もう頑張るガソリンが残っていない」状態になっていることが多いです。
親から見ると、「スマホはいじれるのに、どうして勉強はできないの?」と感じるかもしれません。でも、スマホやゲームは「現実から一時的に逃げるための小さな避難場所」になっていることが多いです。
本当は、何もしたくないくらいしんどいけれど、完全に何もしないでいるのも不安だから、とりあえず気が紛れるものにしがみついている、というイメージですね。
この段階で大切なのは、「早く学校に行かせること」よりも、生活リズムと安全な居場所を整えることです。
- 起きる時間と寝る時間を、少しずつでも一定に近づけていく
- 昼夜逆転を一気に直そうとせず、「まずは昼過ぎに起きられたらOK」など、ハードルを下げる
- 食事だけはできるだけ一緒にとり、会話の内容は勉強以外の話題をメインにする
といった小さなステップから始めるのがおすすめです。親としては「早く何か勉強させないと」と焦ってしまいますが、心のエネルギーが空っぽのときに勉強を押し込んでも、なかなか頭には入りません。
むしろ、「できない自分」を意識させてしまって、自己嫌悪が強くなることもあります。
立ち直れない時期は、「何も進んでいないようで、実は心の回復が少しずつ進んでいる時期」でもあります。ここを飛ばして次に進もうとすると、あとからまた同じところでつまずいてしまうことも多いです。
焦る気持ちに気づいたら、「今はガソリンを入れている時期なんだ」と、自分にも言い聞かせてみてくださいね。
高校受験の失敗が恥ずかしいと感じるとき
「友だちの前で顔を合わせづらい」「学校に行ったら噂されるかもしれない」。高校受験の失敗が恥ずかしいと感じると、教室に向かう足は一気に重くなります。ここ、すごくリアルな悩みですよね。
合格発表のあと、中学校ではどうしても「どこ受かった?」という会話が飛び交います。SNSでも合格報告が流れてきますし、親同士のラインでも受験の話題が出がちです。
そのなかで「第一志望に落ちた自分」「思っていたより偏差値の低い高校に進む自分」をイメージすると、「みんなからどう思われるんだろう」と不安になるのは自然なことです。
特に真面目で頑張り屋の子ほど、「あれだけ頑張ったのに結果が出せなかった自分」を恥ずかしく感じやすいです。そこで大切なことは、「恥ずかしい気持ちを否定しない」ことです。
そのうえで、「でもね、高校って、入ってからどう過ごすかのほうがずっと大事なんだよ」という話を、少しずつ伝えていきましょう。
ここで、通信制高校や定時制高校、高卒認定など、「いろんなルートがあること」の情報も一緒に見せていくと、「今の合否だけが自分の価値を決めるわけじゃない」と感じやすくなります。
もし可能であれば、親子で紙に「今できなくて恥ずかしいと感じていること」と「本当はこうなりたいという希望」を書き出してみるのもおすすめです。視覚化することで、「恥ずかしさ」と「やり直したい気持ち」が整理されてきます。
恥ずかしさを完全になくそうとするのではなく、「恥ずかしいけど、それでも少しずつ動いてみようか」というスタンスを一緒に作っていけるといいですね。
高校受験の失敗は親のせいと思うとき

合格発表のあと、「高校受験の失敗は親のせい」と感じる瞬間も、親子双方にあります。
子どもは「もっと早く塾に入れてくれていたら」「あのとき志望校を反対されなければ」と親を責めたくなり、親は親で「もっとサポートできたはず」「あのとき別の判断をしていれば」と自分を責めがちです。
お互いに傷ついているからこそ、矢印が自分にも相手にも向いてしまうんですよね。このモードに入ると、会話はどうしても「あのときこうしていれば」という過去の振り返りばかりになってしまいます。
もちろん振り返り自体は大切ですが、「誰が悪いか」を突き詰め始めると、親子関係がギスギスしてしまうだけで、未来の選択肢はあまり広がりません。むしろ、次の一歩を考えるためのエネルギーが、責め合いで消耗してしまいます。
ここで役に立つのが、「感情」と「事実」をいったん分けて話すことです。例えば、以下の通りです。
| 視点 | よく出てくる言葉 | 整理のポイント |
|---|---|---|
| 子ども | もっと早く塾に行きたかった / 志望校を変えたくなかった | 「そう感じていたんだね」とまず気持ちを受け止める |
| 親 | あのとき無理させすぎた / もっと情報を集めればよかった | 「後悔している自分」を責めすぎず、次に活かす視点に変える |
上記のように、頭の中を一度「見える化」してみると、感情のぶつかり合いから一歩引いて話し合いやすくなります。
私がおすすめしているのは、親子それぞれの「正直な気持ち」を言葉にしてから、次のような問いを一緒に考えてみることです。
- これから一年、どんな過ごし方ならお互いに少し楽か
- どんな環境なら勉強をやり直してもいいと思えるか
- 家以外にどんな居場所があれば安心できそうか
このように、「過去の責任」から「これからの設計」に話題をシフトしていくと、親子で協力しやすくなります。
「あのときの選択は完璧じゃなかったかもしれない。でも、今ここからどう動くかは、一緒に決めていけるよね」というスタンスに切り替えていくイメージです。
親自身の心のケアも、実はすごく大事です。自分を責めすぎているなと感じたときは、学校の教育相談やカウンセラー、公的な相談窓口を利用するのも一つの方法です。親が少し楽になることで、子どもと向き合う余裕も生まれてきますよ。
高校受験の失敗でうつと心の不調
高校受験の失敗をきっかけに、「何もする気が起きない」「朝起きられない」「涙が止まらない」といった心の不調が強く出ることがあります。そんな時、本人が「高校 受験 失敗 うつ」という言葉を検索しているケースも少なくありません。
ここまで来ると、親としても「ただの落ち込みなのか、それ以上なのか」が気になってきますよね。
まず覚えておいてほしいのは、心の不調は本人の気合いや根性だけではどうにもならないことがあるということです。
特に、睡眠や食欲が明らかに乱れている、表情が乏しくなっている、好きだったことにも興味を示さない、といった様子が続く場合は、「頑張れば何とかなる」という段階を超えている可能性があります。
親としてできることを、以下に少し整理してみます。
様子を観察して「変化」に気づくことが大切です。「元気がない」と一言でまとめてしまうのではなく、具体的にどんな変化が出ているのかを意識して見ていきます。
- 食事量がいつからどのくらい減ったか
- 夜眠れているか、寝つきや夜中の目覚めはどうか
- 口数が減った、表情が乏しくなったタイミングはいつ頃からか
- 「死にたい」「消えたい」などの言葉が出ていないか
こうした情報は、医療機関や専門家に相談するときにも大きなヒントになります。「最近ずっと元気がなくて…」よりも、具体的な変化を伝えられたほうが、適切なアドバイスにつながりやすいです。
休むことを「治療の一部」と捉える
この段階では、「頑張れば何とかなる」ではなく、「まず休むことが必要な時期」だと考えたほうがいい場面も多いです。無理に学校復帰や勉強再開を急ぐと、かえって症状が悪化してしまうこともあるからです。
「また行けなくなったらどうしよう」という不安が強まり、再び動けなくなってしまうケースもよく見られます。休むことはサボりではなく、「心の回復に必要な時間」です。
そのため、親からは、「今はしっかり休むことも大事なステップだよ。ゆっくりでいいから、一緒に整えていこうね。」といったメッセージを伝えてあげてください。
もし、以下のような様子が続く場合は、早めに医療機関や専門家への相談を検討しましょう。
- 食欲が極端に落ちている、または食べすぎが続いている
- 夜ほとんど眠れていない、もしくは昼夜逆転がひどい
- 死にたい・消えたいといった言葉が頻繁に出る
- 普段は怒らないようなことで激しく怒る、物にあたるなど感情の起伏が激しい
高校受験失敗と不登校から進路をひらく

ここからは、高校受験に失敗し、不登校の状態にあるお子さんでも選べる進路や学び直しのルートを具体的に見ていきます。
通信制高校、定時制高校、高卒認定、再受験や高校浪人、不登校専門の個別指導塾など、「今の状態からでも動き出せる道」を一つひとつ整理していきましょう。
「全日制に行けなかったら終わり」ではなく、学び方を組み替えるチャンスと捉えてもらえるように、できるだけイメージしやすくお話ししていきます。
高校受験に失敗したらどうなる
「高校受験に失敗したらどうなるのか」は、多くの親子が真っ先に知りたいポイントだと思います。結論から言うと、全日制高校以外にも、進学や学び直しのルートはいくつもあります。
ただ、受験結果を聞いた直後はショックが大きく、選択肢を冷静に整理する余裕がないことがほとんどですよね。
日本全体で見ると、中学校を卒業した生徒の多くが何らかの形で高校等に進学しています。文部科学省の統計でも、高等学校などへの進学率は9割後半で推移しているとされています(出典:文部科学省「学校基本調査」年次統計)。
この数字だけを見ると、「ほとんどの子がどこかの高校に行っているんだ…」とプレッシャーを感じるかもしれませんが、裏を返せば、全日制だけでなく、通信制・定時制・特別支援・高卒認定など多様なルートが存在しているとも言えます。
多様なルート選択の実際の流れを、以下に紹介します。
- 併願校にそのまま進学する
- 私立高校や通信制高校など、別の受け入れ先を探す
- 一年間の再チャレンジ(高校浪人)を検討する
- 体調やメンタルを優先しつつ、高卒認定やフリースクールを視野に入れる
どれが正解ということはなく、「お子さんの体調」「今の不登校の状態」「家計や生活の状況」などを踏まえながら、一番無理の少ないルートを選んでいくイメージが大事かなと思います。
この段階で親が心がけたいのは、「今すぐに全部決めようとしないこと」です。「4月までに絶対こうしないと」という思いが強すぎると、子どもも圧を感じてしまいます。
「いくつか候補を知ったうえで、一緒に考えていこうね」というスタンスで情報を集めると、子どもも話に参加しやすくなりますよ。
高校受験で不合格とその後の選択肢

高校受験で不合格になったあと、「この先どう動けばいいか分からない」と止まってしまうケースは多いです。ここでは、代表的な選択肢を整理しておきます。
すべてを一気に決める必要はないので、まずは「どんなルートがあるのか」をざっくり把握するところから始めてみましょう。大まかな選択肢を整理すると、次のようになります。
| ルート | イメージ | ポイント |
|---|---|---|
| 併願校に進学 | すでに合格している学校にそのまま進む | 環境に慣れるまで時間をかけられるかがカギ |
| 通信制高校 | 自宅学習+スクーリング中心で学ぶ | 登校頻度を抑えつつ、高卒資格を目指せる |
| 定時制高校 | 夕方〜夜間の授業に通う | 少人数で落ち着いた雰囲気の学校も多い |
| 高卒認定 | 試験に合格して進学資格を得る | 自己管理力が必要だが、年齢に縛られないルート |
| 高校浪人(再受験) | 1年かけて志望校に再チャレンジ | メンタルと家計の両面で準備が必要 |
どのルートにもメリットと課題があります。例えば、併願校進学は「とりあえず進路が決まる安心感」がありますが、「気持ちが切り替えられないまま入学して、しんどくなる」というケースもあります。
通信制や定時制は「通いやすさ」の面で優れていますが、自分で学習を進める力や、サポートしてくれる大人の存在がより重要になってきます。
不登校の状態が続いている場合は、「全日制に無理して合わせるよりも、通いやすい形を最優先する」という視点がとても大事です。
当サイトで解説している「不登校の高校受験で焦らないための進学サポートガイド」のように、「不登校でも高校受験は可能で、戦略を立てれば選択肢は広げられる」という情報も、心の支えになりやすいでしょう。
「どの道を選べば正解か」ではなく、「今のうちの子が、比較的しんどくなく続けられそうなのはどれか」という視点から、一緒に候補を絞っていきましょう。
通信制高校定時制高校の選び方
まず、全日制以外の選択肢として代表的なのが、通信制高校と定時制高校です。どちらも高校卒業資格の取得を目指せますが、通い方や学習スタイルが大きく違います。
通信制高校は、自宅学習が中心で、レポート提出やスクーリング(登校日)で単位を積み上げていきます。登校日数は「年数回〜週5日まで」など学校によって幅があり、オンライン授業を組み合わせているところも増えています。
不登校経験のある生徒が多く在籍している学校も多いので、「同じような経験をした仲間がいる」という安心感を感じやすいのも特徴です。
定時制高校は、夕方から夜に授業が行われることが多く、午前部や午後部を設けている学校もあります。日中にアルバイトや趣味の活動をしたいお子さんや、朝起きるのがどうしてもつらいお子さんには、時間帯が合いやすい場合があります。
少人数で落ち着いた雰囲気の学校も多く、先生との距離が近いことをメリットに感じる子も多いです。
正確な情報は各学校や自治体の公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は進路指導の先生や専門家にご相談ください。
高卒認定で高校進学の可能性を広げる
「高校に通うこと自体がしんどい」「とりあえず進学の資格だけは確保したい」という場合、高卒認定を選ぶという道もあります。
高卒認定は、「高校卒業と同等の学力がある」とみなすための試験で、合格すると大学や専門学校の受験資格を得られます。
高校に在籍せずに高卒認定を目指すこともできますし、通信制高校などに在籍しながら必要な科目だけ受験することも可能です。
勉強の進め方は自己管理が中心になるので、計画を立てたり、分からないところを質問できる環境を作ったりすることがとても重要になります。
「家ではなかなか進まない」という場合は、不登校専門の個別指導塾など、学習管理を一緒にしてくれる場所を活用するのも一つの方法です。
高卒認定は、「高校に行かなかったから終わり」ではなく、「自分のペースで学び直すための一つのツール」と考えてみてください。
再受験高校浪人という選択肢
どうしても行きたい高校がある場合、「再受験して高校浪人になる」という選択肢を取るご家庭もあります。これは、もう一年かけて勉強し直し、翌年に再び受験するパターンです。
「あの高校にどうしても行きたい」「一度きちんとやりきってみたい」という気持ちが強いお子さんにとっては、納得感のあるルートになることもあります。
ただし、高校浪人にはメリットと同時に、精神的・経済的な負担も伴います。友だちと進学のタイミングがズレることで孤独感が強くなることもありますし、1年間受験勉強を続ける集中力やメンタルの維持も課題になります。
再受験を選ぶかどうかは、「本人の意思」「家計面の負担」「一年間の過ごし方のイメージ」の三つをセットで考えることが大切です。
- 1年間、どこで・誰と・どのように勉強するのか(塾、自宅、フリースクールなど)
- 不登校の状態が続いている場合、そのケアと受験勉強をどう両立させるか
- 万が一、再受験でも志望校に届かなかったときの「第2案」を用意しておけるか
といった点を、親子でじっくり話し合う必要があります。一人で抱え込まず、学校や塾、カウンセラーなどの専門家に相談しながら、無理のない形を一緒に探していきましょう。
高校受験失敗から大学受験成功までの道のり

今はとても信じられないかもしれませんが、高校受験失敗から大学受験成功までたどり着いたケースは、決して少なくありません。
ポイントは、「どの高校に通うか」だけでなく、「そこでどう学び直すか」に視点を移すことです。道のりは一つではなく、いくつかのパターンがあります。
土台を整える時期をしっかり取る
高校受験の失敗と不登校のショックが大きい場合、いきなり大学受験の話をするのはハードルが高すぎます。
まずは、心と体の土台を整える時期が必要です。この期間は、生活リズムの立て直しや、少しずつ外出の機会を増やすこと、信頼できる大人との関係づくりなどが中心になります。
ここで焦って「〇〇大学を目指そう」と目標を設定してしまうと、「そこまで行ける気がしない…」と逆に落ち込んでしまうこともあります。最初は、以下のような小さな目標からでOKです。
- 1日20分だけ勉強の時間を作る
- 週に1回、外に出る
- 月に1回、学校や相談機関とつながる
これらが積み重なっていくことで、「自分は少しずつでも前に進めている」という感覚が生まれてきます。
高校時代に「学び直し」の軸を作る
次のステップは、高校時代に「学び直しの軸」を作ることです。これは、全日制でも通信制でも定時制でも、高卒認定ルートでも同じです。
- 中学校の内容で抜けている単元を洗い出して、基礎を固める
- 得意科目を一つ決めて、「この教科なら自信がある」と言える状態を目指す
- 不登校専門の個別指導塾などで、自分に合ったペースで学び直す
といった形で、「これなら頑張れそう」という土台を作っていきます。ここで大事なのは、「みんなと同じスピード」に合わせることではなく、「自分のペースで確実に積み重ねること」です。
大学受験へのステップに切り替える
基礎が整ってくると、自然と「この先どうしようか」という話題が出てきます。このタイミングで初めて、大学受験を視野に入れた具体的な計画を立てていきます。
通信制高校や定時制高校の場合は、在学中から受験対策講座を用意している学校もありますし、不登校専門塾が大学受験まで伴走してくれるケースもあります。
ルートとしては、以下のようにさまざまな組み合わせが考えられます。
- 通信制高校+個別指導塾で基礎〜受験対策までカバー
- 定時制高校に通いつつ、夜の時間に予備校やオンライン塾で学ぶ
- 高卒認定合格後に、予備校や専門塾で受験勉強に集中する
どのルートを取るにしても、「今の自分の体力とメンタルに合った勉強量」からスタートすることがとても大切です。
「高校受験でつまずいたからこそ、自分に合った学び方を真剣に考えるようになり、その結果として大学受験で伸びた」という生徒もたくさんいます。
時間はかかるかもしれませんが、じっくり積み重ねれば、十分に大学受験成功までたどり着ける可能性がありますよ。
なお、「高校に行かない場合の進路」については、当サイトの「不登校で高校受験をしない子の進路と将来の生き方ガイド」でも、より具体的なパターンが詳しく整理されています。合わせて読むと、選択肢のイメージがさらに広がるはずです。
不登校専門の個別指導塾が支えになる

ここからが、私が特にお伝えしたいポイントです。高校受験の失敗と不登校が重なったとき、不登校専門の個別指導塾は、進路と心の両方を支えてくれる、心強いパートナーになります。
「塾」と聞くと、「ガツガツ勉強させられる場所」というイメージを持つかもしれませんが、不登校専門の塾は少し違います。
一般的な塾との大きな違いは、勉強の指導だけでなく、「不登校の背景やペースを理解したうえで関わってくれること」です。
完全マンツーマン指導や少人数制をとっているところが多く、教室まで行くのがしんどい場合はオンライン指導を取り入れているところもあります。
「今日は体調的に厳しい」という日には、授業時間を短くしたり、面談だけに切り替えたりといった柔軟な対応をしてくれる塾も増えています。
不登校専門の個別指導塾には、次のようなメリットがあります。
- 学校に行けていなくても、学習の遅れを自分のペースで取り戻せる
- 先生との対話を通じて、「学校以外の大人」との安心できる関係ができる
- 通信制高校や定時制高校、高卒認定など、それぞれの進路に合わせた勉強の進め方を一緒に考えてもらえる
- 「次のテスト」「次のスクーリング」など、短期的な目標を一緒に設定してくれる
また、塾での学習が学校の出席扱いになるケースもありますが、これは自治体や学校によって条件が違います。この点については、必ず在籍校や教育委員会などの公式情報を確認し、最終的な判断は学校や専門家と相談しながら進めてください。
塾選びの際は、次のようなポイントをチェックしてみてください。
- 不登校の子どもへの理解や支援実績があるか(ホームページの事例や説明を確認)
- 初回の面談や体験授業で、子どもが安心して話せる雰囲気か
- 叱咤やスパルタではなく、気持ちに寄り添った指導スタイルか
- 費用や授業回数について、無理なく継続できる範囲かどうか
費用や契約内容については、必ず書面や公式サイトで確認し、不明点はその場で質問しておきましょう。正確な情報は必ず公式サイトでご確認いただき、最終的な判断は各事業者や専門家にご相談ください。
不登校専門の個別指導塾のおすすめを、以下に2つ紹介します。
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| キズキ教育塾 | 不登校・高校中退などに対応する完全1対1の担任制。110分授業で、通塾・オンラインを自由に選択可能。学び直しと進路支援を一体化し、大学受験・定時制・通信制進学まで幅広く対応。 |
| ティントル | 不登校専門のオンライン個別指導。30分単位で授業を設計でき、録画による復習機能も備える。講師と専任サポートチームが連携し、学習支援とメンタルケアを両立する仕組み。 |
高校受験失敗と不登校から未来へのまとめ
高校受験失敗と不登校が重なると、「もう取り返しがつかない」「人生終了だ」と感じてしまうのは、とても自然な反応です。ここまで読み進めてくださったあなたも、お子さんの将来を思えば思うほど、不安でいっぱいになっているかもしれません。
でも、視点を少しだけ未来に向けてみると、通信制高校や定時制高校、高卒認定、再受験や高校浪人、不登校専門の個別指導塾など、実は選べる道はたくさんあります。
高校受験の失敗と不登校は、人生のゴールではなく、「学び方を見直すきっかけ」になり得る出来事です。
親として一番大切なのは、「今のあなたでも大丈夫だよ」というメッセージを送り続けながら、情報を集めて選択肢を見せてあげることだと私は思っています。
完璧な対応をする必要はありません。むしろ、「一緒に悩みながら考えていこう」というスタンスこそが、お子さんにとっての安心材料になります。
あなたとお子さんに合ったペースで、一歩ずつ未来をひらいていけることを心から願っています。焦らなくて大丈夫です。一緒に、「今できる小さな一歩」から始めていきましょう。

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